東京株式(前引け)=続急落、新型コロナによる世界同時株安で1000円超の下げ
12日前引けの日経平均株価は前営業日比1003円82銭安の1万8412円24銭と続急落。前場の東証1部の売買高概算は12億1870万株、売買代金概算は1兆7347億1000万円。値上がり銘柄数は26、対して値下がり銘柄数は2133、変わらずは6銘柄だった。
きょう前場の東京市場はリスク回避の流れが一気に強まり、日経平均は1000円強の急落となった。新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念から、世界同時株安の状況となっており、アジア株の下落や米株価指数先物の下げを横目に広範囲に売りが出て東京市場も全面安商状となった。トランプ米大統領が欧州からの渡航者を30日間制限すると表明したことも売りに拍車をかける形となっている。
個別ではソフトバンクグループ<9984>、ファーストリテイリング<9983>が急落、ソニー<6758>、東京エレクトロン<8035>も大きく値を下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも売られた。IBJ<6071>はストップ安、アイティメディア<2148>、エイチ・アイ・エス<9603>なども大幅安。半面、前田道路<1883>が高く、ホクシン<7897>、クラボウ<3106>なども上昇した。