萩原工業---1Q2ケタ増益、機械製品事業は大幅増益

材料
2020年3月12日 18時38分

萩原工業<7856>は9日、2020年10月期第1四半期(19年11月-20年1月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比4.5%減の72.25億円、営業利益が同15.1%増の7.25億円、経常利益が同50.9%増の9.30億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同47.5%増の6.25億円となった。

合成樹脂加工製品事業の売上高は前年同期比4.1%減の57.41億円、営業利益は同8.1%増の5.40億円となった。人工芝用原糸及びフレキシブルコンテナバッグ関連で落ち込みがみられたが、粘着クロス関連及びコンクリート補強繊維「バルチップ」の国内販売は引続き好調だった。インドネシアの子会社ハギハラ・ウエストジャワ・インダストリーズは、フレキシブルコンテナバッグの販売低迷の影響を受けた。国内子会社の東洋平成ポリマーは、フィルム製品は低収益製品の販売縮小により微減収となったものの、クロス製品は順調に推移したことで増収となった。

機械製品事業の売上高は前年同期比6.1%減の14.84億円、営業利益は同41.8%増の1.85億円となった。主力のスリッター関連機器は、国内は紙関係では特殊薄紙用設備や前期に引き続きキャッシュレスの普及に伴う需要があり、フィルム関係では軟包材市場での需要底堅く好調だった。海外は中国向け液晶ディスプレイ用大型機やバッテリーセパレーターフィルム用の需要があり好調だった。押出関連機器は、食品容器用及びバッテリーセパレーターフィルム用スクリーンチェンジャーが引き続き好調だった。一方リサイクル関連機器は、工場内リサイクル需要があったものの全体では低調に推移した。

2020年10月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.6%増の310.00億円、営業利益が同0.9%減の27.00億円、経常利益が同5.3%増の30.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.8%増の20.90億円とする期初計画を据え置いている。

《SF》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.