明日注目すべき【好決算】銘柄 スマレジ、三井ハイテク、大豊建 (13日大引け後 発表分)
13日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
スマレジ <4431> [東証M] ★5-1月期(3Q累計)経常は2.4倍増益・通期計画を超過
◆20年4月期第3四半期累計(19年5月-20年1月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.4倍の7億0800万円に急拡大して着地。軽減税率制度によるレジ入れ替え特需でクラウド型POSレジの導入が急増したうえ、クラウドサービス月額利用料も伸び、86.7%の大幅増収を達成したことが寄与。
通期計画の6億4200万円をすでに10.3%も上回っており、業績上振れが期待される。
大豊建設 <1822> ★今期配当を25円増額修正
◆20年3月期の期末一括配当を従来計画の75円→100円(前期は75円)に大幅増額修正した。現状の財務状態と今後の成長投資を踏まえ、株主への利益還元を増やす。
期末配当利回りが5.48%に上昇し、27日の権利付き最終日を前に配当取りを狙う買いが期待される。
高見サイ <6424> [JQ] ★今期経常を19期ぶり最高益に85%上方修正、配当も5円増額
◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の6.1億円→11.3億円に85.2%上方修正し、19期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。交通システム機器で自動券売機などの出改札関連機器の更新や改造案件が想定より伸びる。原価率が良化したことも上振れの要因となる。
併せて、創立50周年記念配当を実施する形で、期末一括配当を従来計画の10円→15円(前期は10円)に大幅増額修正した。
三井ハイテク <6966> ★前期経常が一転黒字で上振れ着地・今期は7.2倍増益へ
◆20年1月期の連結経常損益は前の期比81.3%減の1.5億円に落ち込んだものの、続く21年1月期の同利益は前期比7.2倍の11億円に急拡大する見通しとなった。今期は車載用モーターコアの需要が伸びるほか、電子部品の受注が下期から回復し、13.8%の増収を見込む。車載用モーターコア工場への先行投資が増加する一方、生産性の向上や原価低減による利益改善を目指す。
新潟放 <9408> [JQ] ★今期経常を31%上方修正・30期ぶり最高益更新へ
◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の11.6億円→15.2億円に31.1%上方修正。増益率が9.1%増→43.0%増に拡大し、30期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。情報処理サービス事業でシステム開発が順調に推移したことに加え、消費税増税に伴う前倒し需要でサーバーやパソコンなどの販売が伸びたことが収益を押し上げる。
株探ニュース