マザーズ先物見通し:乱高下、FRB緊急利下げも材料出尽くしか

市況
2020年3月16日 8時40分

本日のマザーズ先物は、乱高下が予想される。目先は日本時間朝方の米株価指数先物や日経平均先物の急落を受けて、売りが波及しそうだ。前週末の米国株の急騰に加えて、日本時間の朝方6時過ぎに発表された米連邦準備理事会(FRB)による1.0%の緊急利下げ(政策金利は0~0.25%)などを材料に一旦は買い戻しの動きが強まりそうだと予想していたが、緊急利下げは目先の材料出尽くしと捉えられているのか、時間外の米国や日本の株価指数先物は下げの動きが優勢となっている。前週末の米国市場は、トランプ大統領が記者会見で国家非常事態を宣言し、最大500億ドルの資金活用などを表明したことから、景気対策への期待感が膨らみ、NYダウは過去最大の上げ幅を演じた。シカゴに日経225先物も一時18000円台を回復しており、日経平均も大幅な反発が想定されていたため、マザーズ先物にも買い戻しの動きが波及すると見ていたが、上述した背景から売り優勢で始まるシナリオに変わりそうだ。他方、マザーズ先物は先週の間に暴落しているだけに、急ピッチの下げに対する警戒感も台頭している。自律反発を狙った買いが散見される場面もあるかもしれない。ただ、全般としては上下の動きを予想しづらい一日となりそうだ。また、市場では「今週開催される日銀の金融政策決定会合で各国中銀の追随する形で金融緩和策が打ち出せるのか見極めたい」との声もあり、こうした面が様子見ムードを強める可能性もありそうだ。上値のメドは600.0pt、下値のメドは550.0ptとする。

《YN》

提供:フィスコ

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