17日の株式相場見通し=大幅続落、米株3000ドル安でリスク回避売り
17日の東京株式市場は、リスク回避の売りが加速し日経平均株価は大幅続落となりそうだ。前日の米国株市場ではNYダウが一時3000ドルを上回る過去最大の暴落となり、東京市場でも主力株を中心に広範囲に売り込まれる状況が想定される。FRBの緊急利下げも新型コロナウイルスの感染拡大への懸念が上回り、米景気の厳しさが想定以上という印象を投資家に与える結果となった。ただし、日経平均はテクニカル面では明らかに売られ過ぎの水準にあり、突っ込み警戒感からの買い戻しも予想され、売り一巡後は下げ渋る可能性もある。
16日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比2997ドル10セント安の2万188ドル52セントと急落。ナスダック総合株価指数は、同970.283ポイント安の6904.592だった。
日程面では、きょうは2月の首都圏マンション販売、1月の鉱工業生産指数確報値。また、ドラフト<5070>、リビングプラットフォーム<7091>がそれぞれマザーズ市場に、ミアヘルサ<7688>がジャスダックスタンダードに新規上場。海外では、2月の米小売売上高、2月の米鉱工業生産、設備稼働率、1月の米企業在庫、3月の全米NAHB住宅市場指数、3月のZEW独景況感指数など。