ＶＩＸ短先物が朝高後に値を消す、米「恐怖指数」は８２．６９と最高値圏に上昇
国際のＥＴＦ ＶＩＸ短期先物指数<1552>は朝高後、値を消す展開。同ＥＴＦは「恐怖指数」と呼ばれる米ＶＩＸ指数とリンクしており、米国市場の波乱時には上昇する特性を持つ。１６日の米ＶＩＸ指数は前日に比べ２４．８６（４２．９９％）ポイント高の８２．６９に急騰した。１６日のＮＹダウ平均株価は、前週末比２９９７．１０ドル安と過去最大の下げ幅を記録した。１５日に臨時の米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）が開催され、政策金利を１％下げ、事実上のゼロ金利政策に踏み切ることが発表されたが、市場では効果は限定的との見方からＮＹダウは急落した。米ＶＩＸ指数の取引時間中の過去最高値はリーマン・ショック時の２００８年１０月の８９．５２であり、同指数はこの水準に迫る動きとなっている。ただ、この日はＮＹダウ先物指数が急反発しており、ＶＩＸ短先物は上値では売りが先行している。