東京株式(前引け)=小幅反発も勢いなくTOPIXはマイナス圏着地

市況
2020年3月23日 11時41分

23日前引けの日経平均株価は前営業日比80円63銭高の1万6633円46銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は12億4030万株、売買代金概算は1兆8345億2000万円。値上がり銘柄数は876、対して値下がり銘柄数は1230、変わらずは60銘柄だった。

きょう前場の東京市場は全般不安定な地合いが続くなかも、日経平均は前引け時点ではプラス圏で着地した。日経平均寄与度の高い値がさ株の一角が買い戻され下げ止まったことが反映されたが、TOPIXはマイナスだった。値下がり銘柄数が値上がりを大幅に上回っている。アジア株市場は総じて大きく売り込まれており、日銀のETF買いやGPIFの買いが下値を支えるとの思惑はあるものの、日経平均の上値は重くここから戻り足を強めるような勢いは感じられない。

個別ではソフトバンクグループ<9984>が小幅ながら反発、武田薬品工業<4502>も強い動きをみせたほか、東京エレクトロン<8035>も買いが優勢だった。ファナック<6954>も高い。インフォコム<4348>、大陽日酸<4091>が急伸、横河電機<6841>は値幅制限いっぱいに買われた。半面、トヨタ自動車<7203>が安く、ソニー<6758>も軟調。NTTドコモ<9437>も売られた。花王<4452>、富士フイルムホールディングス<4901>なども値を下げた。栗田工業<6370>、アルフレッサ ホールディングス<2784>などは一時ストップ安に売り込まれた。

出所:MINKABU PRESS

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