話題株ピックアップ【夕刊】(3):環境管理、SDエンター、アイロムG
■環境管理センター <4657> 362円 +80 円 (+28.4%) ストップ高 本日終値
環境管理センター<4657>がストップ高の362円に買われた。19日の取引終了後、中国合弁会社の中国浙江同曄環境科技を通じ、日本へのマスク輸入を行う取り組みを進めていると発表しており、これが好感された。合弁先の関連会社が3月末からマスクの生産を開始するのにあわせて輸入を開始するという。同関連会社では生産開始当初から1日当たり8万枚のマスクを生産する予定で、本格輸入を前に第1弾として1万枚のマスクを輸入。地元自治体や顧客への提供を進めるとしている。
■SDエンターテイメント <4650> 442円 +80 円 (+22.1%) ストップ高 本日終値
SDエンターテイメント<4650>がストップ高。19日の取引終了後、20年3月期末時点の株主から株主優待制度を一部変更すると発表しており、これが好材料視されたようだ。現行制度では、保有株数に応じて3000円~1万8000円相当の同社及びRIZAPグループ<2928>商品と8000円~4万8000円相当の施設利用券を贈呈していたが、施設利用券を廃止し、1万1000円~4万1000円相当の同社及びRIZAPグループ商品に変更するとしている。
■石井表記 <6336> 532円 +96 円 (+22.0%) ストップ高 本日終値
石井表記 <6336> [東証2]がストップ高。19日大引け後に発表した20年1月期の連結経常利益は前の期比85.5%減の2億1200万円に落ち込んだものの、続く21年1月期は前期比3.0倍の6億4600万円に回復する見通しとなったことが買い材料視された。今期はプリント基板製造装置やインクジェットコーターの販売が増加するほか、新規の自動車向け印刷製品の生産開始を計画し、12.6%の増収を見込む。なお、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、上海子会社は減収減益となる見通し。
■イマジニア <4644> 814円 +107 円 (+15.1%) 本日終値
イマジニア <4644> [JQ]が急騰。19日大引け後、20年3月期の連結経常利益を従来予想の7.5億円→11億円に45.7%上方修正。増益率が0.7%増→46.7%増に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。スマートフォン向けゲーム「メダロットS」、前期に発売した「Fit Boxing」のリピート販売が好調で、売上高が計画を11.5%も上回ることが利益を押し上げる。
■ミズホメディー <4595> 1,196円 +156 円 (+15.0%) 本日終値
ミズホメディー<4595>が急反発。19日の取引終了後、非開示としていた20年12月期の業績予想について、売上高61億円(前期比5.1%減)、営業利益8億2900万円(同25.4%減)、純利益6億2000万円(同29.1%減)を見込むと発表。減収減益見通しだが、株価は直近で下値模索の展開にあり、見通しが示されたことでアク抜け感が強まったようだ。19年12月期決算発表時に、インフルエンザの流行が異例の低水準で推移しており、その後の流行の推移を予測することが困難であるとして業績見通しを非開示としていたが、19/20年シーズンのインフルエンザの流行が収束に向かいつつあり、第1四半期のインフルエンザ検査薬の売り上げが前年同期に比べて大幅に減少したことから、減収減益を見込む。なお、期末一括配当は前期比9円減の20円を予定している。
■フィード・ワン <2060> 145円 +18 円 (+14.2%) 本日終値
フィード・ワン<2060>が低位株の強みを発揮して、一時14.9%高と値を飛ばした。全体相場は、目先から空売り筋の買い戻しも入り日経平均は下げ一服となったものの不安定な動きを強いられている。そうしたなか、3月期末の配当権利取り期限を目前にインカムゲイン狙いの買いが散見された。同社株は20年3月期に期末一括配当で4円50銭を計画しており、配当利回りは3.3%前後に達している。これを拠りどころに短期筋の仕掛け的な買いが流入した。
■マーキュリア <7190> 494円 +59 円 (+13.6%) 本日終値
マーキュリアインベストメント <7190> が続急伸。19日大引け後、発行済み株式数(自社株を除く)の5.0%にあたる88万株(金額で6億1600万円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は3月23日から12月31日まで。
■動物高度医療 <6039> 1,603円 +191 円 (+13.5%) 本日終値
日本動物高度医療センター <6039> [東証M]が急反発。19日大引け後、発行済み株式数(自社株を除く)の4.11%にあたる10万株(金額で1億8000万円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は3月23日から4月30日まで。
■アイロムグループ <2372> 1,229円 +118 円 (+10.6%) 本日終値
アイロムグループ<2372>が5連騰。午前10時ごろ、子会社IDファーマが新型コロナウイルスに対する新しいワクチンを共同開発することについて、開発を進めるために必要な文部科学省への申請が承認されたと発表しており、これが好感された。新規ワクチンは、IDファーマが基盤技術として保有するセンダイウイルスベクターを用い、新型コロナウイルス由来の抗原を搭載し投与することで、生体内での抗体誘導を促し、治療効果または予防効果を期待するもの。IDファーマは、共同開発先である復旦大学附属上海公衆衛生臨床センター(上海公衆衛生臨床センター)から新型コロナウイルス由来の抗原に関する遺伝子デザインの提供を受けており、その遺伝子デザインに基づきIDファーマが開発中新規ワクチンを製造し、上海公衆衛生臨床センターで非臨床試験及び臨床試験を行う予定としている。
■日本鋳造 <5609> 557円 +52 円 (+10.3%) 本日終値
日本鋳造 <5609> [東証2]が急反発。19日大引け後、20年3月期の連結経常利益を従来予想の3億円→5億円に66.7%上方修正。減益率が60.7%減→34.5%減に縮小する見通しとなったことが買い材料視された。鋳鋼品や橋梁部品の出荷が想定より伸びることが寄与。機械加工設備導入による外注費の抑制や作業工程見直しなども上振れに貢献する。
●ストップ高銘柄
ガーラ <4777> 244円 +50 円 (+25.8%) ストップ高 本日終値
日本ロジ <8967> 200,000円 +40,000 円 (+25.0%) ストップ高 本日終値
プロロジスR <3283> 271,200円 +50,000 円 (+22.6%) ストップ高 本日終値
ハウスリート <8984> 221,100円 +40,000 円 (+22.1%) ストップ高 本日終値
三井E&S <7003> 457円 +80 円 (+21.2%) ストップ高 本日終値
など、35銘柄
●ストップ安銘柄
夢展望 <3185> 296円 -80 円 (-21.3%) ストップ安 本日終値
栗田工業 <6370> 2,296円 -500 円 (-17.9%) ストップ安 本日終値
グッドスピード <7676> 720円 -150 円 (-17.2%) ストップ安 本日終値
など、3銘柄
株探ニュース