ナックが7日ぶり急反落、今期業績の下方修正と大幅減配を嫌気
ナック<9788>が急反落。株価は7日ぶりに下落し一時、前日に比べ7%超安に売られている。24日取引終了後、20年3月期業績予想の下方修正と大幅減配を発表したことが嫌気された。売上高は1002億円から880億円(前期比1.2%減)に見直したほか、営業利益は22億円から18億円(同11.6%減)に、純利益は10億円から1億3000万円(同83.7%減)に減額した。住宅事業の中核子会社であるレオハウスで受注数が伸び悩んだほか、新型コロナウイルスの影響で住宅設備の納品が滞り引き渡しの遅れが発生した。また、美容・健康事業では子会社で化粧品通販の自社ECサイトのサーバーへの不正アクセスが発覚し、ECサイトを停止したことなどが響いた。レオハウスの不採算店舗に対する減損損失など特別損失6億5000万円も計上する。この業績下方修正に伴い、27円を予定していた期末配当は無配とし、年間配当は9円(前期比25円減)とする予定だ。