トピー工業は反落、20年3月期業績及び期末配当予想を下方修正
トピー工業<7231>が反落している。24日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、売上高を2700億円から2615億円(前期比8.6%減)へ、営業利益を65億円から28億円(同62.7%減)へ、最終利益を45億円の黒字から32億円の赤字(前期71億1400万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気されている。
世界景気の減速傾向が続くなか、需要の先行き懸念の強まりによる鉱山機械の一層の減産や、新型コロナウイルスの感染拡大などに伴う中国での油圧ショベル生産の急激な落ち込みなどで、自動車・産業機械部品事業の販売数量が想定を大幅に下回る見通し。また、鉄鋼事業で国内鋼材需要が低調に推移し、販売数量及びメタルスプレッドが想定を下回ることも響くという。
同時に、業績予想の修正に伴い、従来20円を予定していた期末配当を無配にするとあわせて発表した。年間配当は40円(従来予想60円)となり、前期実績に対しては50円の減配となる予定だ。