<注目銘柄>=王将フード、テイクアウト売上高の伸びに注目
王将フードサービス<9936>の20年3月期通期の連結業績は、売上高849億3600万円(前期比4.0%増)、経常利益75億3100万円(同3.0%増)が見込まれている。
中華料理チェーン「餃子の王将」は消費税増税の影響をはねのけて堅調に推移しており、2月度の直営全店売上高は63億7500万円(前年同月比11.6%増)と7カ月連続して同月比過去最高売上高を更新。数々の販促企画の効果などで、既存店売上高も62億5200万円(同11.3%増)と好調を維持している。3月度は新型コロナウイルスの感染拡大による影響が出ている可能性もあるが、同社が注力するデリバリーを含めたテイクアウト売上高の伸びに注目したい。
株価は3月13日に昨年来安値4670円をつけ、その後は戻り歩調。足もとでは5日移動平均線と25日移動平均線とのゴールデンクロスが視野に入っている。(参)