東京株式(大引け)=851円安、先物主導で後場急落展開に

市況
2020年4月1日 15時50分

1日の東京株式市場は前日の米株安を受けて売り優勢の展開となり、前場は下げ渋ったものの後場終盤になって一気に下げ幅を拡大、一時1万8000円台を割り込む場面もあった。

大引けの日経平均株価は前営業日比851円60銭安の1万8065円41銭と大幅安で3日続落。東証1部の売買高概算は16億6142万株、売買代金概算は2兆7205億3000万円。値上がり銘柄数は100、値下がり銘柄数は2056、変わらずは10銘柄だった。

きょうの東京市場は、新型コロナウイルスの感染拡大が長期化するとの見方から世界経済への影響が改めて懸念され、リスク回避の売りを呼ぶ形となった。前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合指数ともに大きく下げたことに加え、取引時間中は米株先物の下げが投資マインドを冷やす背景となった。寄り前に発表された3月の日銀短観は大企業製造業DIが7年ぶりにマイナスに転落、国内景況感の悪化も意識された。後場後半からは外国人とみられる売りで下げが加速する形となり、日経平均は一時1000円を超える下げで1万7000円台まで水準を切り下げる場面もあった。一部の中小型材料株を除き広範囲に売りに晒される形となり、東証1部で2000を超える銘柄が値を下げる全面安症状となっている。

個別ではソフトバンクグループ<9984>が軟調、トヨタ自動車<7203>も下落した。ソニー<6758>が軟調、NTTドコモ<9437>も値を下げた。東京エレクトロン<8035>、村田製作所<6981>なども安い。リクルートホールディングス<6098>も大幅安。オルトプラス<3672>がストップ安、ダイトウボウ<3202>、ダブルスタンダード<3925>なども急落した。インソース<6200>なども大幅安となった。

半面、任天堂<7974>が頑強な値動きをみせたほか、ブイキューブ<3681>は商いを伴い独歩高に買われた。セグエグループ<3968>、ラウンドワン<4680>も急伸。テラスカイ<3915>、イー・ギャランティー<8771>なども上昇した。イーブックイニシアティブジャパン<3658>、セイノーホールディングス<9076>なども買いを集めた。

出所:MINKABU PRESS

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