本日注目すべき【好決算】銘柄 ワッツ、医学生物、西松屋チェ (1日大引け後 発表分)

注目
2020年4月2日 7時01分

1日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

ワッツ <2735>   ★上期経常を一転2.3倍増益に上方修正

◆20年8月期上期(19年9月-20年2月)の連結経常利益を従来予想の3.1億円→7.8億円に2.5倍上方修正。従来の8.0%減益予想から一転して2.3倍増益見通しとなった。100円ショップで高価格品の導入を進めた効果や新型コロナウイルス感染症拡大に伴うマスク・除菌関連商品の需要拡大で、既存店売上高が前年同期比3.5%増と好調だったことが寄与。新店・改装の設備投資抑制や運搬費・光熱費の削減などで販管費が想定を下回ったことも利益を押し上げた。

医学生物 <4557> [JQ]  ★前期最終を9%上方修正・最高益予想を上乗せ

◆20年3月期の連結最終利益を従来予想の11億円→12億円に9.1%上方修正。増益率が3.5倍→3.8倍に拡大し、従来の8期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。子会社新組織科学研究所の活動停止に絡み特別損失1.5億円を計上する一方、繰延税金資産の計上に伴い、税金負担が2.5億円減少することが最終利益を押し上げる。

IC <4769> [JQ]  ★今期最終を46%上方修正・最高益予想を上乗せ

◆20年9月期の連結最終利益を従来予想の4億円→5.8億円に45.5%上方修正。増益率が6.9%増→55.6%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。豆蔵ホールディングス <3756> 株式の売却に伴い、売却益2億円が発生したことが最終利益を押し上げる。

西松屋チェ <7545>   ★今期経常は2.1倍増益へ

◆20年2月期の経常利益(非連結)は前の期比40.3%減の23.4億円に落ち込んだものの、続く21年2月期は前期比2.1倍の50億円に急拡大する見通しとなった。今期も不採算店舗の閉店と新規出店を進めるほか、プライベートブランド商品の品揃え拡充を図る。また、在庫管理の徹底による値下げロス削減や店舗運営の効率化を通じ、採算改善を目指す。なお、新型コロナウイルスの影響は織り込んでいない。

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