マザーズ指数は大幅に3日続落、景気下押し懸念根強く、値上がり率トップはメドレックス/マザーズ市況

市況
2020年4月3日 16時25分

本日のマザーズ指数は、朝方こそ高く寄り付いたが、その後は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた先行き懸念から下落に転じ下げ幅を拡げていった。前日の米国市場では、トランプ大統領がサウジアラビアとロシアの減産合意を示唆する発言をしたことから原油価格が急騰し、過度なリスク回避姿勢が和らいだことで主要3指数は反発した。この流れを引き継いで、東京市場でも主要株価指数は上昇してスタートしたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う景気下押し懸念は根強く、緊急事態宣言が発動されるのではないかといった警戒感もあり、次第に下落に転じていった。米国の週間の新規失業保険申請数が過去最大となったことから今晩発表される米雇用統計を警戒した動きも重しとなった。こうした中、個人投資家のセンチメントは相当に悪化し、今週に入ってから相対的に強かったマザーズ指数も中小型株特有の流動性リスクが嫌気される面も相まって、本日は東証1部と比べても相対的に大きく下落した。大引けにかけてはやや下げ渋ったが、大きく3日続落となった。なお、売買代金は概算で941.18億円。騰落数は、値上がり62銘柄、値下がり254銘柄、変わらず6銘柄となった。

個別では、新型コロナ拡大を受けた医薬品関連株の物色を受けてメドレックス<4586>が24%超の大幅高となった。また、ディー・エヌ・エー<2432>の子会社DeSCヘルスケア(東京都渋谷区)とデータヘルス事業で業務提携契約を締結したデータホライゾン<3628>、直近IPO銘柄として物色されたNexTone<7094>、巣ごもり消費関連として買われたUUUM<3990>などが大幅高となった。その他では、ビザスク<4490>、sMedio<3913>、インフォネット<4444>、レントラックス<6045>、ナレッジスイート<3999>、ラクス<3923>などが値上がり率上位に並んだ。一方、急騰からの利益確定売りが優勢となったMRT<6034>、JMC<5704>、メドレー<4480>、ケアネット<2150>、SERIOホールディングス<6567>、フーバーブレイン<3927>などが大幅に下落した。その他では、ブティックス<9272>、フィードフォース<7068>、フレアス<7062>、Kudan<4425>などが値下がり率上位となった。

《YN》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.