話題株ピックアップ【昼刊】:ニトリHD、ディスコ、チェンジ

注目
2020年4月7日 11時39分

■パークシャ <3993>  1,930円  +400 円 (+26.1%) ストップ高買い気配   11:30現在

PKSHA Technology<3993>がストップ高の1930円水準でカイ気配となっている。6日の取引終了後、東京海上ホールディングス<8766>と資本・業務提携に向けて基本合意したと発表しており、これが好感されている。今回の合意は、東京海上HD及びその子会社や関連会社との協業体制を一段と拡大し、相互にシナジーを発揮させることで保険領域における取り組みを積極化するのが狙い。資本提携では、東京海上日動火災保険がパークシャの発行済み株数の0.7%に相当する21万4000株を取得し、業務提携に関しては具体的な内容が合意されたら開示するとしている。

■プレサンス <3254>  1,010円  +150 円 (+17.4%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証1部 上昇率3位

プレサンスコーポレーション<3254>がストップ高カイ気配。6日取引終了後、オープンハウス<3288>と資本・業務提携したと発表。併せてオープンハウスがプレサンス株式を議決権ベースで33%取得し、同社を持ち分法適用関連会社化することを明らかにしており、これを好感する買いが殺到した。プレサンスはマンション開発大手で高収益企業としても知られているが、昨年12月に前代表取締役社長の山岸忍氏が業務上横領の容疑で逮捕されたことを受けて信用が失墜し、株価は昨年11月の高値の半値以下の水準で推移していた。今回の提携を通じ、オープンハウスによる信用補完で不安払拭を図るほか、関西圏を主力とする同社と関東圏に強みを持つオープンハウスの相互補完による事業拡大や商品ラインアップの拡充などを目指す。なお、オープンハウスの株価も急騰している。

■トーセイ <8923>  970円  +90 円 (+10.2%)  11:30現在

トーセイ<8923>は急伸している。6日の取引終了後に発表した第1四半期(19年12月~20年2月)連結決算が、売上高234億6800万円(前年同期比37.6%増)、営業利益55億3500万円(同77.1%増)、純利益35億8700万円(同76.2%増)と大幅増益となったことが好感されている。18棟のバリューアップ物件の販売を行ったほか、Restyling事業で2戸の販売を行った不動産流動化事業が好調だったことが業績を牽引した。また、不動産管理事業で新規契約の獲得や既存契約の維持に努めたことも奏功した。なお、20年11月期通期業績予想は、売上高803億5400万円(前期比32.3%増)、営業利益137億3700万円(同8.2%増)、純利益88億800万円(同4.3%増)の従来見通しを据え置いている。同時に、上限を70万株(発行済み株数の1.47%)、または5億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は4月8日から10月31日までで、株主還元水準の向上や資本効率の改善を図ることが目的としている。

■ディスコ <6146>  22,600円  +1,710 円 (+8.2%)  11:30現在

ディスコ<6146>は続急伸。6日取引終了後に発表した20年3月期第4四半期(1~3月)の単体出荷額(速報値)が前年同月比20.7%増の319億円7000万円に拡大しており、これを好感する買いが向かった。精密加工装置がダイサーを中心に増加したほか、消耗品である精密加工ツールも伸びた。同社は会計基準の変更により売上高の前年比較が困難なことから、前会計基準における売上高に相当する「出荷額」を開示している。また、併せて発表した第4四半期売上高は318億100万円だった。20年3月期通期の売上高は1183億900万円となり、予想値の1141億円を3.7%上回った。

■チェンジ <3962>  2,651円  +198 円 (+8.1%)  11:30現在

チェンジ<3962>が大幅続伸している。6日の取引終了後、東京地下鉄(東京都台東区)向けに、有事対応時の情報共有を目的としたWeb/iPad専用アプリケーションを開発したと発表しており、これが好感されている。同アプリケーションは、地下鉄のトンネル、橋梁など土木構造物(トンネル、橋梁など)で有事が発生した際の、発生現場と事務所間での円滑な情報共有を図るもので、現場担当者が直接、iPadの専用アプリケーションから、現場の写真や動画の共有や対応状況のリアルタイムな報告をできるようにしたのが特徴。また、報告内容を一部テンプレート化することで、現場担当者が行う情報入力の手間も効率化するとしている。

■ニトリホールディングス <9843>  15,400円  +990 円 (+6.9%)  11:30現在

ニトリホールディングス<9843>はマドを開けて急反発。6日の取引終了後、21年2月期の連結業績予想を発表し、売上高6532億円(前期比1.7%増)、営業利益1122億円(同4.4%増)、純利益757億円(同6.0%増)と売上高、営業利益ともに過去最高を更新する見通しとなったことが買い材料視されているようだ。今期は、同社独自のビジネスモデルである「製造物流IT小売業」の強みを進化させ、国内ではコーディネート提案やO2Oの推進、海外ではEC事業の拡大やそれぞれの市場特性に応じた取り組みを進めるとしている。更に持続可能な成長に向け、商品開発や品質管理態勢の強化、また物流や組織、システムなどの改革を実行していくとしている。なお、20年2月期の連結業績は売上高6422億7300万円(前の期比5.6%増)、営業利益1074億7800万円(同6.6%増)、純利益713億9500万円(同4.7%増)だった。

■TSIホールディングス <3608>  375円  +10 円 (+2.7%)  11:30現在

TSIホールディングス<3608>が続伸。6日の取引終了後、米国でアクションスポーツ専門のECサイト「Tactics.com(タクティクス)」を運営するEfuego社(オレゴン州)の88%の株式を3月31日付けで取得し、子会社化したことを発表しており、これが好感されている。Efuego社を取り組むことで、米子会社との相乗効果のほか、今後同社グループが米国進出する際の共通プラットフォームとしての機能も期待できるとしている。

■クリエイトS <3148>  2,743円  +62 円 (+2.3%)  11:30現在

クリエイトSDホールディングス<3148>が続伸。6日取引終了後に20年5月期第3四半期累計(19年6月~20年2月)の連結決算を発表。売上高が前年同期比10.3%増の2327億800万円、経常利益は同16.6%増の123億8700万円に伸びて着地したことが好材料視された。主力のドラッグストア事業で消費税増税前の駆け込み需要や新型コロナウイルス感染拡大に絡む特需が発生したことに加え、出店拡大効果やポイントカードの導入・利用推進施策が奏功したことも収益拡大要因となった。第3四半期時点で経常利益の対通期進捗率は81%に達したが、通期計画は据え置いている。

■SUBARU <7270>  1,836円  +33 円 (+1.8%)  11:30現在

SUBARU<7270>やホンダ<7267>、マツダ<7261>などの自動車株が高い。6日のNYダウが大幅高となるなか、自動車株に対して空売りをかけていた海外筋などからの買い戻しが入っている様子だ。SUBARUの場合、新型コロナウイルスの影響で国内外の工場休止を発表。また、売上比率が高い米国で新型コロナの感染拡大が続くことなどが懸念され、株価は2月高値から4割強下落していた。ただ、米国での新型コロナの感染鈍化への期待が出てきたほか、足もとで1ドル=109円台へ円安が進んでいることも好感され、株価には目先、反発期待が膨らんでいる。

■ジェクシード <3719>  129円  +30 円 (+30.3%) ストップ高   11:30現在

ジェクシード<3719>がストップ高まで買われている。同社は6日、リクルートホールディングス<6098>傘下のリクルートと、外国企業に向けた日本市場参入支援サービスで業務協力基本協定を締結したと発表。今後の展開などが期待されているようだ。同社はこれまで、北米、南米、欧州、韓国、中国、香港の企業に対して市場調査や参入戦略立案、連結決算のシステム実装などの日本市場参入支援サービスを提供した実績を持つ。同社は今回の業務協力により、海外企業向け日本市場進出支援コンサルティングサービス「GX_Incubation」に、「経営幹部及び従業員の採用支援」を追加して提供を開始するとしている。

■農業総合研究所 <3541>  425円  +76 円 (+21.8%) 一時ストップ高   11:30現在

農業総合研究所<3541>が一時連続ストップ高に買われた。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が続くなか、大規模な移動制限による人手不足や物流の混乱などを背景に、ロシアなどが穀物の輸出制限を強めている。また、アフリカやアジアでバッタによる農産物の被害が広がっており、世界的に食糧生産量が減少することも警戒されている。こうしたなか、野菜や果物の直売所を運営する同社に思惑買いが流入している。

■フーバーブレイン <3927>  866円  +150 円 (+21.0%) ストップ高   11:30現在

フーバーブレイン<3927>はストップ高。6日の取引終了後、ネットワークとセキュリティーをクラウド統合した世界初のSASE(サシー)プラットフォーム「Cato Cloud(ケイトークラウド)」の提供を開始すると発表しており、これが好感されている。SASEは、英ガートナー社が提唱している、ネットワークとセキュリティの新しいアーキテクチャ。同サービスは、従来のネットワークセキュリティーの強化に必要だった複数機器や複数サービスの導入を不要とし、一つのサービスで低コストかつ短時間で安全なネットワークアクセスを実現するのが特徴。利用者は、使用するモバイル機器にエージェントをインストールするかブラウザアクセスするだけでよく、在宅勤務だけではなく、従業員が働きたい時に、働きたい場所で働く「働き方改革」の推進もサポートするとしている。

■ポート <7047>  620円  +100 円 (+19.2%) ストップ高買い気配   11:30現在

ポート<7047>がストップ高カイ気配。6日の取引終了後、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けて、高血圧の患者を中心に初診からオンライン診療を提供する環境の準備が完了したと発表しており、これが好感されている。テレメディーズ(東京都千代田区)と連携して行うもので、ユーザーは専用アプリをダウンロードして会員登録すると、アプリを通じて専門医療機関からオンラインで高血圧を中心とした診療を受けることが可能になるという。また、アプリを使用して継続的にオンラインでの高血圧治療を受けることもできるとしている。なお、同取り組みによる業績への影響は、短期的には軽微としている。

■メドレックス <4586>  211円  +32 円 (+17.9%) 一時ストップ高   11:30現在

メドレックス<4586>が急反発している。同社はきょう寄り付き前に、自社の「マイクロニードル製剤の量産化」プロジェクトが、かがわ産業支援財団の令和2年度「新かがわ中小企業応援ファンド」競争力強化研究開発支援事業に採択されたと発表。これが材料視されているようだ。このプロジェクトは、現在は注射しか投与手段のないワクチンや核酸医薬・タンパク医薬などの無痛経皮投与を可能にし、またワクチンや免疫性疾患で従来の注射剤と比べて高い免疫効果が期待できるマイクロニードル製剤の量産化に向けた技術開発を目的としたもの。なお、この件による20年12月期業績への影響は軽微だが、翌期以降については精査のうえ、影響が大きい場合は速やかに公表するとしている。

■東名 <4439>  1,031円  +150 円 (+17.0%) ストップ高買い気配   11:30現在

東名<4439>がストップ高の1031円に買われている。6日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(19年9月~20年2月)連結業績について、営業利益が3億5600万円から4億2300万円(前年同期比40.5%増)へ、純利益が2億9300万円から3億2900万円(同10.8%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。売上高は57億9600万円から56億6400万円(同6.4%増)へやや下振れたものの、他社からの契約変更による新規獲得よりも既存顧客の解約抑止に注力したことで、解約違約金の費用負担が想定を下回ったことに加えて、人件費や採用費が予想を下回ったことが要因。また、投資有価証券売却益の計上なども寄与したという。

●ストップ高銘柄

コックス <9876>  178円  +50 円 (+39.1%) ストップ高買い気配   11:30現在

鉄人化計画 <2404>  185円  +50 円 (+37.0%) ストップ高   11:30現在

アトラ <6029>  235円  +50 円 (+27.0%) ストップ高   11:30現在

ベストワンドットコム <6577>  1,454円  +300 円 (+26.0%) ストップ高   11:30現在

ソレキア <9867>  9,840円  +1,500 円 (+18.0%) ストップ高   11:30現在

など、21銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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