ドーン---3Qは2ケタ増収増益、クラウドサービスの利用料収入が増加

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2020年4月10日 9時16分

ドーン<2303>は9日、2020年5月期第3四半期(19年6月-20年2月)決算を発表した。売上高が前年同期比10.5%増の6.67億円、営業利益が同15.6%増の1.51億円、経常利益が同14.7%増の1.55億円、四半期純利益が同17.4%増の1.09億円となった。

全国の地方自治体に対して、防災・防犯・救急といった安心安全に係わる分野を中心にクラウドサービスや受託開発の受注獲得に向けて積極的な営業展開を行い、顧客の年度末に納期が到来する受託開発案件の履行に注力した。また、第2四半期に引き続き、神戸市消防局等において救命・救急の現場でスマートフォンによるビデオ通報を行い、救助活動を支援する新サービスの実証実験を実施した。

当第3四半期累計期間の売上高については、受託開発の検収時期の影響によって受託開発売上が前年同期比11.5%減となったが、クラウドサービスの利用料収入が前年同期比19.8%増となったこと等により、増収となった。利益については、販売費及び一般管理費は前年同期比で増加したが、売上高の増加により営業利益、経常利益、四半期純利益ともに増益となった。

なお、同社事業は顧客の決算期が集中する3月に売上計上される受注が多く、第4四半期に売上高が偏重する傾向があることから、各四半期の業績に季節変動がある。

2020年5月期通期については、売上高が前期比15.3%増の10.30億円、営業利益が同28.5%増の2.57億円、経常利益が同27.3%増の2.61億円、当期純利益が同18.6%増の1.85億円とする1月9日に上方修正した業績予想を据え置いている。

《SF》

提供:フィスコ

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