話題株ピックアップ【夕刊】(3):ALBERT、テモナ、ウェーブHD

注目
2020年4月20日 15時23分

■富士ソSB <6188>  404円  +80 円 (+24.7%) ストップ高   本日終値

富士ソフトサービスビューロ<6188>がストップ高。同社はきょう、中小企業基盤整備機構から「新型コロナウイルス感染症特別利子補給事業」に関するコールセンター業務を受託したと発表しており、これが株価を刺激したようだ。受託した業務内容は、特別利子補給事業に関する問い合わせなどの対応のほか、交付申請書の受け付け、その他付随業務など。なお、同社は各種コールセンターや事務処理業務、データエントリー業務など専門性の高いさまざまなBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)業務の実績を多数持っている。

■ケアネット <2150>  938円  +150 円 (+19.0%) ストップ高   本日終値

ケアネット<2150>は急反騰しストップ高に買われた。17日取引終了後、ブイキューブ<3681>、キャピタルメディカ(東京都港区)と協業で、医療機関のオンライン診療をサポートする「期間限定オンライン外来代」サービスを420から提供開始すると発表しており、これが材料視されたようだ。同サービスは、患者がオンライン診療を希望した場合に、かかりつけ医が紹介状と過去の診療情報をキャピタルメディカとコンサルティング契約を結んでいるパートナー病院へFAXで送達し、そのパートナー病院に所属する医師がオンライン診療で一時的にサポートするというもの。また、処方箋も発行できることから、通院が困難な間でも服薬を継続することができるとしている。

■ALBERT <3906>  6,490円  +1,000 円 (+18.2%) ストップ高   本日終値

ALBERT<3906>はストップ高に買われ5連騰、約2カ月ぶりとなる6000円大台復帰を果たした。ここ新型コロナウイルスの感染拡大ペースが米国などで鈍化しており、経済活動再開に向けた指針が発表されるなどアフターコロナを意識した銘柄物色が活性化している。そうしたなか人工知能(AI)関連は次世代産業と融合し付加価値を高める技術としてテーマ性を帯びている。AIを活用したビッグデータ解析で優位性を持ち、データサイエンティストの育成にも注力する同社は、トヨタ自動車<7203>、東京海上ホールディングス<8766>、KDDI<9433>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>など名だたる企業と提携するなど、その実力が高く評価されている。傾注するチャトボットの需要開拓も進み、前週17日には新型コロナウイルス対策の一環として全国自治体におけるチャットボット「スグレス」の導入が加速していることを改めて開示している。

■テモナ <3985>  704円  +100 円 (+16.6%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位

テモナ<3985>がストップ高。17日の取引終了後、店舗向けサブスクリプション支援サービス「サブスクアット(サブスク@)」のデポジット機能をリリースしたと発表しており、これが好感された。「サブスク@」は、リアル店舗専用のサブスクリプションコマースに特化したクラウド型システム。将来のサービス代金などの支払い保証のための預かり金である「デポジット機能」を提供することで、新型コロナウイルス対策による外出自粛や予約キャンセルなどの問題を抱える店舗型サービスをサポートするという。なお、新型コロナウイルス対策として、最大半年間無料提供するとしている。

■ウェーブHD <7940>  881円  +117 円 (+15.3%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率4位

ウェーブロックホールディングス<7940>が後場急伸し一時ストップ高の914円に買われた。子会社イノベックが、新型コロナウイルス感染症対策として販売を強化している透明ビニールカーテン「タフニール」に関して、大規模事業者向け専用メール窓口を開設したと発表しており、販売好調がうかがえるとの見方から買われたようだ。今月13日に販売強化を発表して以降、多数の問い合わせを受けており、必要規模に応じて窓口を整理したという。全国チェーンや複数店舗向けに大規模数が必要な顧客向けに専用の問い合わせメール窓口を開設したほか、小規模店舗向けには、直販サイトを案内するようにしたという。

■セントラル総合開発 <3238>  310円  +32 円 (+11.5%)  本日終値

17日に業績修正を発表。「前期経常を33%上方修正」が好感された。

セントラル総合開発 <3238> [東証2] が4月17日大引け後(15:30)に業績修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の11億円→14.6億円(前の期は10.3億円)に32.7%上方修正し、増益率が6.4%増→41.2%増に拡大する見通しとなった。

⇒⇒セントラル総合開発の詳しい業績推移表を見る

■日水製薬 <4550>  1,326円  +122 円 (+10.1%)  本日終値

日水製薬<4550>が後場急騰。午後2時ごろ、島津製作所<7701>が開発した新型コロナウイルスの検出試薬キットを4月下旬に発売すると発表しており、これが好感された。同試薬キットは、島津の独自技術をベースに国立感染症研究所のマニュアルに沿って開発されたもの。同技術は「生体試料に含まれるたんぱく質や多糖類などのPCR阻害物質の作用を抑制できるため、DNAやRNAを抽出・精製することなく、生体試料をPCRの反応液に直接添加できる」のが特徴で、その分、PCR検査時間を半減し制度も向上するのが特徴。また、医療機関や検査・研究機関などで稼働しているバイオ・ラッドラボラトリーズ社製をはじめとしたリアルタイムPCR機器で使用が可能としている。

■GameWith <6552>  572円  +52 円 (+10.0%)  本日終値

GameWith<6552>が後場一段高。午後1時ごろ、Kyuzan(東京都文京区)と共同開発したブロックチェーンゲーム「EGGRYPTO(エグリプト)」を20日に正式リリースしたと発表しており、これが好感された。従来のブロックチェーンゲームは始めるハードルの高さが問題となっていたが、同ゲームはブロックチェーンや暗号資産(仮想通貨)などの専門知識がなくても楽しめるようにしたのが特徴。世界樹によって守られた世界で、ブロックチェーンによって発行・管理されたモンスターをふ化・強化させ、クエストで戦わせるといった体験ができるという。

■アドバンスト・メディア <3773>  1,013円  +76 円 (+8.1%)  本日終値

アドバンスト・メディア<3773>が大幅高、8%超える上昇で1000円台を回復した。同社株の4ケタ大台乗せは3月3日以来約1カ月半ぶりとなる。音声認識技術の先駆であり人工知能(AI)の付加で価値を増幅させたBSR(超音声認識)ビジネスに期待が大きい。コールセンター向けなどで受注伸ばし、19年4~12月期は営業利益段階で前年同期比6割増を達成するなど大幅な伸びを確保した。株価は5日移動平均線をサポートラインとする上昇トレンドを描いていたが、きょうは上げ足を加速しマドを開けて買われた。

■マルマエ <6264>  921円  +68 円 (+8.0%)  本日終値

マルマエ<6264>が急反発。同社は17日取引終了後に、3月度の月次受注残高が前年同月比35.6%増の9億円になったと発表しており、これが好感されたようだ。半導体分野の受注残高は検収が推移するなか、既存顧客の増産や新規顧客からの受注が増加し始めたことなどから同22.2%増の5億9900万円に拡大。FPD分野も受注と検収がともに順調で同73.1%増の2億9400万円となり、その他の分野は大きな変化はなかった。今後の見通しについては、半導体分野ではロジック向けの投資が続くなか、メモリ向けの需要が本格化し、投資するデバイスメーカーが増加すると予想。FPD分野の市場環境は停滞気味ながら、自社の業界内シェア拡大もあり、比較的堅調に推移するとみている。

●ストップ高銘柄

ドラフト <5070>  1,390円  +300 円 (+27.5%) ストップ高   本日終値

ミアヘルサ <7688>  1,924円  +400 円 (+26.3%) ストップ高   本日終値

松屋アールアンドディ <7317>  2,680円  +500 円 (+22.9%) ストップ高   本日終値

サイバーセキ <4493>  38,050円  +7,000 円 (+22.5%) ストップ高   本日終値

エードット <7063>  1,645円  +300 円 (+22.3%) ストップ高   本日終値

など、39銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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