株価指数先物【寄り前コメント】日銀の追加緩和期待が下支え

市況
2020年4月24日 8時25分

大阪6月限ナイトセッション

日経225 19370 -70 (-0.36%)

TOPIX 1422.0 -5.5 (-0.38%)

CME先物 19355 -85

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

23日の米国市場はNYダウが小幅に上昇する半面、ナスダックは弱含むなど、まちまちの展開。原油先物相場の上昇が材料視されたが、期待感が高まっていたギリアド・サイエンシズの抗ウイルス剤の臨床試験結果がふるわなかったと伝わったことが重石となった。これを受けて、日経225先物のナイトセッションでは、一時1万9660円まで上昇した後に、寄り付き水準まで失速する形に。

新型コロナ治療薬への期待が後退する形となり、こういった報道に振り回されやすい現在の需給状況においては、売りが先行することになりそうである。ただし、中止になった試験結果を世界保健機関(WHO)が誤ってウェブ上に掲載したと伝えられているため、売り一巡後は落ち着いた値動きが期待される。また、イタリアでは初めて回復者数が新規感染者数を上回ったとも伝えられていることも安心感につながるだろう。

また、日銀は27日に開く金融政策決定会合で、新型コロナウイルスの感染拡大で深刻な影響が及んでいる企業の資金繰りを支援する追加の金融緩和を検討すると伝わっている。企業が発行する社債やコマーシャルペーパーの買い入れを増やし、資金調達をしやすくする見通しであり、追加緩和期待が下支えとなるだろう。

日経225先物は25日線が支持線として機能する形から、昨日は5日線を捉えている。心理的な節目となる1万9500円どころでは強弱感が対立しそうであるが、下値の堅さは意識されやすいだろう。

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