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話題株ピックアップ【昼刊】:バイオ関連、野村不HD、ワークマン

注目
2020年5月7日 11時41分

■アイロムグループ <2372>  2,042円  +400 円 (+24.4%) ストップ高   11:30現在

■テラ <2191>  457円  +80 円 (+21.2%) ストップ高買い気配   11:30現在

テラ<2191>がストップ高カイ気配のまま値がつかず、プレシジョン・システム・サイエンス<7707>やアイロムグループ<2372>も値幅制限いっぱいに買われ、アンジェス<4563>は11連騰で2000円大台乗せが目前。このほか、タカラバイオ<4974>、新日本科学<2395>などバイオ関連株が総蜂起状態に買われている。市場では「主力株を避けて材料株優位の流れが強まるなか、新興市場の株価回復で個人投資家の買い余力も増しており、新型コロナ関連で材料が相次ぐバイオ関連を一斉に物色する動きが顕在化している」(国内ネット証券マーケットアナリスト)という。このなか、先端医療支援を手掛けるセネジェニックス・ジャパン(東京都中央区)との間で、COVID-19肺炎に対する間葉系幹細胞を用いた治療法の開発に関する共同研究契約を締結したことを材料に買われているテラはきょうで4営業日連続のストップ高で株価は動意前と比較して既に約3倍化している。

■野村不HD <3231>  1,852円  +141 円 (+8.2%)  11:30現在

野村不動産ホールディングス<3231>が急伸。マンションの開発・分譲を手掛けるが、オフィスビルなどの投資ファンドへの売却が好調で収益を押し上げている。20年3月期の営業利益は前の期比3.5%増の819億500万円と増益を確保、また20年1~3月期の伸びが特に顕著でこれを材料視する買いを呼び込んだ。信用買い残高も低水準で株式需給面でも上値が軽い。なお、今期業績予想は非開示。

■アルゴグラフィックス <7595>  3,520円  +205 円 (+6.2%)  11:30現在

アルゴグラフィックス<7595>は急反発している。1日取引終了後、20年3月期の連結経常利益予想を従来の53億8000万円(前期比2.5%増)から65億6200万円(前期比25%増)へ大幅上方修正すると発表。従来の4期連続での過去最高益予想を更に上乗せしたことを好材料視する買いが向かった。自動車業界を中心とする製造業の研究開発投資意欲が根強く、システム商品販売やサービス事業全般が好調に推移したほか、経費削減を進めたことも利益を押し上げた。好調な業績を踏まえ、期末配当を従来計画の25円から35円へ増額修正したことも好感されたようだ。

■ワークマン <7564>  7,100円  +390 円 (+5.8%)  11:30現在

ワークマン<7564>が急反発。4月20日以来の7000円大台回復を果たしており、目先は同月9日につけた戻り高値7360円が上値のフシとして意識される状況にある。作業服販売チェーン最大手で、低価格路線を強みに顧客ニーズを開拓、店舗併設による高機能ウエアの新業態「ワークマンプラス」も積極推進し業容拡大を進めている。新型コロナウイルスの影響でアパレル関連全般は収益面での逆風が極めて強いが、1日取引終了後に発表された同社の4月既存店売上高は前年同月比5.7%増と増収基調が続いており、これが投資資金の食指を動かす形となった。

■LIXILグループ <5938>  1,352円  +61 円 (+4.7%)  11:30現在

LIXILグループ<5938>が大幅高。同社は1日取引終了後、20年3月期税引き前利益を従来予想の440億円から470億円に増額修正した。イタリアの建材子会社を米投資会社に売却したことに伴うもの。同子会社は業績が低迷しグループの収益を圧迫していたが、今回の売却でこれを解消する。これを手掛かり材料に、きょうはカイ気配スタートとなりマドを開けて買われ底値離脱の動きを鮮明としている。

■インフォマート <2492>  739円  +30 円 (+4.2%)  11:30現在

インフォマート<2492>が反発している。午前11時ごろ、外食産業に関わる企業が助成金・補助金制度の申請をスムーズに行うことをサポートするため、インターネット上で診断・相談できる「インフォマート助成金・補助金申請支援サイト」を開設したと発表しており、これが好感されている。同サービスは、ライトアップ<6580>と協力し、中小企業向け助成金・補助金自動診断システム(Jシステム)を用いて開設したという。各企業にマッチする最新の公的支援金情報をスピーディーに提供することができるほか、企業は役所などの申請窓口に行かずにインターネット上で診断・相談を行うことができるという。

■テクマトリックス <3762>  2,710円  +94 円 (+3.6%)  11:30現在

テクマトリックス<3762>が3日ぶりに反発している。1日の取引終了後、集計中の20年3月期連結業績について、売上高が268億円から285億5000万円(前の期比12.3%増)へ、営業利益が24億6000万円から30億2000万円(同24.9%増)へ、純利益が16億円から18億6000万円(同26.5%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。継続的なセキュリティー投資需要の高まりを背景に情報セキュリティー関連製品の売り上げが堅調だったほか、戦略的に取り組んでいる「ストック型ビジネスの拡大」が奏功した。また、事業構造改革の推進による採算性の改善なども寄与した。

■エア・ウォーター <4088>  1,473円  +44 円 (+3.1%)  11:30現在

エア・ウォーター<4088>が6日ぶりに反発している。きょう付けの化学工業日報で、「新たな遠隔診療システムを開発した」と報じられており、これが好感されている。会社側の4月27日の発表によると、製品名は「NOALON(ノアロン)」で、システムの導入により集中治療室(ICU)での感染管理を強化することで、集中治療専門医など医療従事者の感染リスク低減に寄与するほか、ICU不足にも対応するのが特徴という。11日から販売・レンタルを開始し、上市後3年間で100施設への設置を目指すとしている。

■アドバンテスト <6857>  5,090円  +115 円 (+2.3%)  11:30現在

アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連株が頑強。前日発表されたADP全米雇用リポートが大方の事前コンセンサスを下回り統計開始以来最大の落ち込み幅となったことで、米経済の深刻な悪化が改めて認識され、東京市場でも輸出セクターに吹く逆風は強い。もっとも、前日の米国株市場ではNYダウが反落したものの、インテルやエヌビディアが堅調だったほか、半導体製造装置世界最大手のアプライドマテリアルズは3.4%高に買われるなど半導体セクターは強い動きを示していた。東京市場でもマスクブランクス検査装置トップのレーザーテック<6920>などは上値指向の強さを浮き彫りとしており、相対的に半導体関連銘柄への物色ニーズは強いことがうかがわれる。

■任天堂 <7974>  45,430円  +780 円 (+1.8%)  11:30現在

任天堂<7974>が堅調な動き。3日付の日本経済新聞で「『あつまれ どうぶつの森』が世界的なヒットになっている」と報じられており、これが好材料視されている。また、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う世界的な「巣ごもり需要」を受けて、「ニンテンドースイッチ」の人気が高まっており、きょう発表の20年3月期決算への期待感も強まっているようだ。

■国際石油開発帝石 <1605>  678.8円  +5.3 円 (+0.8%)  11:30現在

国際石油開発帝石<1605>が反発。6日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の6月限が前日比0.57ドル安の1バレル=23.99ドルに反落した。米国の原油在庫増への懸念が浮上した。ただ、連休前の1日時点の19ドル台だったWTI価格は上昇基調にある。ドイツやフランスなどが経済活動の制限の緩和を発表したほか、米国でも一部の州が段階的に経済活動を再開する動きをみせており、原油需要に底打ち期待感が膨らんでいる。

■テルモ <4543>  3,472円  +27 円 (+0.8%)  11:30現在

テルモ<4543>が4日ぶりに反発している。4日付の日本経済新聞で、「テルモが日本で独占販売権を持つ紫外線照射ロボットで、米国で新型コロナウイルスを除去する効果が確認された」と報じられており、これが好感されている。記事によると、製造元である米ゼネックス・ディスインフェクション・サービス(テキサス州)が発表したとしており、日本ではテルモが17年1月に独占販売権を取得したという。また、院内感染の防止を目的として医療機関から引き合いが強まっているともあり、業績への貢献も期待されている。

■八十二銀行 <8359>  359円  -19 円 (-5.0%)  11:30現在

1日に決算を発表。「前期経常は3%減益で着地・1-3月期(4Q)経常は53%減益、今期業績は非開示」が嫌気された。

八十二銀行 <8359> が5月1日大引け後(15:30)に決算を発表。20年3月期の連結経常利益は前の期比2.6%減の334億円になった。なお、21年3月期の業績見通しは開示しなかった。

⇒⇒八十二銀行の詳しい業績推移表を見る

■トヨタ自動車 <7203>  6,408円  -86 円 (-1.3%)  11:30現在

トヨタ自動車<7203>は売り優勢でスタート。足もと外国為替市場で1ドル=105円台に入るなど円高が進行しており、これに伴う輸出採算の悪化を嫌気する売りを誘発。更に、世界的な新型コロナウイルスの感染症拡大による影響に伴い、部品輸出の重要拠点であるメキシコでの生産ライン稼働がままならない状況にあり、サプライチェーンリスクに対する警戒感も改めて意識されている。同社は来週前半に決算発表を控えており、これを見極めたいとの思惑も買いを手控えさせている。一方、株式需給面では信用倍率が1.0倍と売り買いがっぷり四つで、下値では空売り買い戻しの動きも想定されるなか下げ幅は限定的となりやすい。

■サマンサJP <7829>  189円  +50 円 (+36.0%) ストップ高   11:30現在

1日に発表した「コナカ子会社フィットハウスと合併」が買い材料。

コナカ <7494> 傘下のフィットハウスを吸収合併。これにより同社はコナカの連結子会社となる。

■GMO TECH <6026>  1,630円  +296 円 (+22.2%) 一時ストップ高   11:30現在

GMO TECH<6026>が急反発しストップ高。1日の取引終了後に発表した第1四半期(1~3月)単独決算が、売上高7億7600万円(前年同期比9.3%増)、営業利益3000万円(同2.1倍)、純利益2500万円(同77.9%減)と大幅営業増益となり、通期計画に対する進捗率が60%と高いことが好感されている。BI(ビジネスインテリジェンス)ツール「GMO jobbi(ジョビー)」にコミュニケーション機能を搭載し、委託先の各広告の運用担当ディレクターと管理画面上でやり取りできるようにしたことで、広告主への報告・連絡・相談をより迅速に行うことを可能にしたことなどが寄与した。なお、20年12月期通期業績予想は、売上高31億円(前期比19.0%増)、営業利益5000万円(同2.2倍)、純利益2000万円(同85.5%減)の従来見通しを据え置いている。

●ストップ高銘柄

アスカネット <2438>  1,320円  +300 円 (+29.4%) ストップ高買い気配   11:30現在

フェニックスバイオ <6190>  864円  +150 円 (+21.0%) ストップ高買い気配   11:30現在

だいこう証券ビジネス <8692>  901円  +150 円 (+20.0%) ストップ高買い気配   11:30現在

など、17銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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