ファンケル続急騰、21年3月期の成長継続とマスク販売開始を好感
ファンケル<4921>が続急騰している。7日取引終了後に発表した20年3月期の連結経常利益は前の期比15.9%増の143億1300万円で着地。続く21年3月期も前期比2.0%増の146億円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが好材料視された。
前期はクレンジングオイルや洗顔料の新製品投入や直営店舗・越境ECなどの販路拡大効果などで化粧品関連事業を中心に伸び、2ケタ増益を達成した。今期は新型コロナウイルスの影響による化粧品関連事業の減収を栄養補助食品関連事業の伸長などでカバーする計画だ。なお、新型コロナウイルスの影響は国内が8月まで継続、インバウンドは10月から徐々に回復すると想定している。
また同日、自社ECサイトで不織布マスクの販売を12日から開始すると発表したことも好感されたようだ。中国の販売代理店から調達したマスク3種類(1箱50枚入りで3190~3590円)をファンケル会員と一般消費者に販売するという。