「ローカル5G」が13位にランク、アフターコロナの有力テーマとして注目高まる<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「ローカル5G」が13位にランクされている。
国内でも3月下旬から、通信事業者(キャリア)各社が相次ぎ第5世代移動通信システム(5G)をスタートさせた。こうしたなか、5Gの活用分野の一つとして関心が高まっているのがローカル5Gだ。 ローカル5Gとは、キャリアが全国で提供する5Gではなく、企業や自治体が自営で5Gを導入・構築し、IoTやスマートファクトリーで活用するというもの。限定されたエリアでの利用という制限はあるものの、キャリアを介さずに5Gを利用でき、セキュアな環境で自由度の高い通信環境を構築できるという特徴がある。
例えば、従来の工場では多くのケーブルが張り巡らされ、機器・装置のレイアウトが限定されているが、ローカル5Gは工場の無線化を図ることでこれを解消し、更なる自動化を促進する。プライベートネットワークのため、通信障害や災害の影響を受けにくいといった特徴もある。
新型コロナウイルスの感染拡大により、一時的な設備投資抑制の動きが懸念されるものの、5Gスタートで今後、ローカル5Gも広がりを見せるとみられ、関連銘柄にはビジネスチャンス拡大の期待が高まる。この日は、関連銘柄の代表格であるNEC<6701>が21年3月期の2ケタ営業増益見通しを好感され大幅反発となったほか、ネクストジェン<3842>や伊藤忠テクノソリューションズ<4739>も堅調な動きとなっている。