東京株式(前引け)=前日比90円安、売り優勢で値を下げる
22日前引けの日経平均株価は前日比90円20銭安の2万462円11銭。前場の東証1部の売買高概算は5億6742万株、売買代金は約8965億円。値上がり銘柄数は672、値下がり銘柄数は1403、変わらずは88銘柄だった。
日経平均株価は軟調。21日の米株式市場でNYダウが前日比101ドル安と反落した。これを受け、寄り付きの日経平均株価は小幅に上昇してスタートしたが、米中対立への警戒感が強まるなか上値は重く、買い一巡後はマイナス圏に下落した。日銀は臨時の金融政策決定会合を開催し、中小企業などの資金繰り支援のための「新たな資金供給手段」の導入を決定したが、市場の反応は限定的だった。
個別銘柄では、任天堂<7974>やトヨタ自動車<7203>、武田薬品工業<4502>が安く三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>など銀行株も値を下げた。すかいらーくホールディングス<3197>やファナック<6954>、村田製作所<6981>も軟調。半面、ソフトバンクグループ<9984>が高く、ソニー<6758>、ファーストリテイリング<9983>が値を上げた。アンジェス<4563>やテラ<2191>が高い。