電子材料が続急伸、20年3月期最終利益は計画上振れ着地で配当3円増額
日本電子材料<6855>が続急伸している。25日取引終了後に発表した20年3月期の連結最終利益は前の期比32.8%増の10億7600万円に伸びて着地。従来予想の6億6000万円を大幅に上回っており、これを好感する買いが入っている。
半導体検査用部品関連事業でメモリーIC向け製品の販売が第3四半期以降も好調だったことが寄与。また、繰延税金資産が増加したことに加え、兵庫県三田市に設立した新工場に優遇税制が適用され税金費用が減少したことも最終利益を押し上げた。併せて、前期の年間配当を10円から13円(前の期は10円)に増額修正した。なお、21年3月期の業績見通しは開示しなかった。