ゼロから始める「株探」の歩き方 ― (21)大化け期待の成長銘柄をピックアップしよう

特集
2020年5月29日 10時30分

決算発表を利用して上方修正銘柄を探す

横山利香(ファイナンシャルプランナー、テクニカルアナリスト)

◆将来さらに業績成長は期待できるのか

いつものように各ページの上部にあるグローバルナビから「銘柄探検」を選んでクリックします(図1)。表示された「銘柄探検」のページには、オレンジ色の「ファンダメンタルズで探す」と緑色の「テクニカルで探す」の2つのメニューが用意されています(図2)。今回は「ファンダメンタルズで探す」の一番上の項目「業績上方修正が有望銘柄」からみていきましょう。

図1 グローバルナビの「銘柄探検」からアクセス

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図2 銘柄探検の「ファンダメンタルズで探す」「テクニカルで探す」

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株価を上昇させるためには、業績が好調で、将来も良好なファンダメンタルズを想定できる、投資家に選ばれる銘柄であることが条件になります。業績が良好であるのか、そうでないかを分析するには、企業が発表する決算の内容を確認していかなければなりません。さらに、株価は景気先行指数ですから、足元のファンダメンタルズはすでに織り込まれている可能性が高く、将来への期待値が高い銘柄を選ばなければなりません。つまり、現在の業績からさらに上振れる可能性がある銘柄を探さなければならないのです。

「業績上方修正が有望銘柄」では、「【第1四半期】時点 中間期上振れ有望銘柄」「【第1四半期】時点 通期上振れ有望銘柄」「【中間期】時点 通期上振れ有望銘柄」「【第3四半期】時点 通期上振れ有望銘柄」の4つに分けて、業績の上方修正が期待できる銘柄を掲載しています。順番に見ていきましょう。

企業が発表する決算は会社の経営状況を表します。決算には、1年に1回発表する「本決算」や、1年の中間時に発表される「中間決算」、1年を4期(3カ月ごと)に区切って発表される「四半期決算」があります。企業はこれらの決算の時に、直近の実績に加えて、今後の経営や財務状況の見通しを開示します。会社側が日々の企業活動から「業績は予想よりもよくなりそう」と考えて、従来の業績予想を見直して数値を引き上げる場合があります。これを「上方修正」といいます。反対に「予想よりも業績は悪くなりそう」と考えて、従来の予想を見直して数値を引き下げる場合もあります。これを「下方修正」といいます。

なお、「上方修正」や「下方修正」をいつ行うかは企業の考え方になりますから、決算と同じタイミングで発表されるとは限りません。決算の前や後のタイミングで発表される場合もあります。

次ページ:【第1四半期】時点 中間期上振れ有望銘柄

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