株価指数先物【寄り前コメント】短期的な過熱感が警戒されるが、ショートカバーを狙ったロング対応が有効

市況
2020年6月2日 8時14分

大阪6月限ナイトセッション

日経225 22210 +90 (+0.40%)

TOPIX 1580.5 +7.5 (+0.47%)

CME先物 22220 +100

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

1日の米国市場は NYダウ ナスダック、S&P500など主要な株価指数が上昇。中国が米国からの一部農産物を輸入停止にしたほか、全米に拡大している人種問題を巡る抗議デモが重荷となり、朝方は売りが先行した。しかし、経済活動再開に伴う景気回復期待から切り返しており、堅調な相場展開となった。5月のISM製造業景況指数は43.1に上昇。判断の分かれ目となる50は下回っているが、前月の41.5から上昇しており、6月にはさらに持ち直すとの見方も出ている。

シカゴ先物は一時2万2240円まで上昇しており、清算値が2万2220円で取引を終えている。日経225先物ナイトセッションは2万1920円まで下げる場面もみられたが、米国市場の上昇の流れを受けて、2万2210円で取引を終えている。

この流れを受けて、やや買い優勢の相場展開になりそうである。S&P500の業種別指数では、自動車、不動産、銀行など景気敏感株を中心に買われており、一方で半導体株はやや弱含みだった。景気回復への期待から低迷していたセクターへの見直しの流れが継続する形であり、日本においてもこの流れを引き継ぐことになりそうだ。また、引き続き年金資金とみられるインデックス買いが断続的に入っており、日経平均の底堅さにつながるだろう。

短期的な過熱感が警戒されるが、ショートポジションは積み上がりづらいだろう。昨日の手口においても日経225先物、TOPIX先物ともに大きな傾きはなく、短期的な売り買いが中心になりやすいところ。短期的な調整の場面においては、売り一巡後のショートカバーを狙ったロング対応が有効になりそうだ。

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