東京株式(大引け)=81円高、欧米株高に追随も上値重い展開に

市況
2020年6月4日 15時36分

4日の東京株式市場は日経平均が前日終値を挟み方向感の定まらない動きをみせたが、後場は主力株などに買いが集まりプラス圏で引けた。

大引けの日経平均株価は前営業日比81円98銭高の2万2695円74銭と4日続伸。東証1部の売買高概算は15億1632万株、売買代金概算は2兆6913億3000万円。値上がり銘柄数は1032、対して値下がり銘柄数は1026、変わらずは111銘柄だった。

きょうの東京市場は前日の欧米株高を受け、リスク選好ムードのなか始まり、寄り付き直後に日経平均が2万2900円台に乗せる場面があったが、その後は個人投資家を中心とする利益確定売りに値を消し、一時はマイナス圏で推移する場面もあった。米国の経済指標を受けた景気底入れ期待や為替の円安進行がポジティブ材料となる一方、騰落レシオやRSIなどのテクニカル指標が過熱ゾーンにあり高値警戒感も募っている。日本時間今晩に予定されるECB理事会の結果を前に金融緩和策の強化に動くとの思惑が全体指数を支え、後場は再びプラス圏に切り返したが上値も重かった。値上がり銘柄数と値下がり銘柄数がいずれも1000を超え、ほぼ拮抗する状況となっている。

個別では、個別ではソニー<6758>、トヨタ自動車<7203>が堅調、ソフトバンクグループ<9984>もしっかり。東京エレクトロン<8035>、キーエンス<6861>も買いが優勢だった。HOYA<7741>が強く、NEC<6701>も上値を指向した。アイティメディア<2148>が急騰、ディー・エル・イー<3686>がストップ高、ダブル・スコープ<6619>、内田洋行<8057>も値幅制限上限に買われた。インターネットイニシアティブ<3774>、北の達人コーポレーション<2930>も活況高。

半面、武田薬品工業<4502>が軟調、富士フイルムホールディングス<4901>も冴えない。オリエンタルランド<4661>も売りに押された。SUBARU<7270>も軟調。GMOクラウド<3788>も売りに押された。レオパレス21<8848>が急落、フォーラムエンジニアリング<7088>も大幅安、アイスタイル<3660>も大きく水準を切り下げた。

出所:MINKABU PRESS

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