個人投資家・有限亭玉介:緊急事態宣言解除後の世界で注目したい銘柄群【FISCOソーシャルレポーター】

特集
2020年6月7日 11時00分

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2020年6月2日13時に執筆

株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず」を執筆しております、有限亭玉介と申します。

この度は『緊急事態宣言後の世界で注目中の銘柄群』というテーマで寄稿させて頂きますよ。

さて、あたくしのブログでは日々「気になる銘柄」をピックアップし、その後の値動きに対する私観を交えた実況中継などを掲載しております。当記事ではここ最近注目した個別株についてザックリではありますが、ご紹介させて頂きます。

最初の銘柄はタカギセイコー<4242>です。工業用プラスチック成形品や生計用金型を製造している同社は、5月22日に決算を発表し、経常利益が従来の減益予想から増益着地となりました。21年3月期の業績予想は未定ですが、販管費や原価低減活動が実を結び、業績寄与したとの事です。チャート(日足)では、底値圏の保ち合いから決算後に動意すると、75日線を上抜きました。経済活動の再開によって、車両や通信機器向け製品の需要が回復すれば、新型コロナ発生前の株価水準まで下値を切り上げる可能性もあるか…PBR的に割安感も出てきておりますので、打診的に拾っておくべきかと検討中です。

2つ目の銘柄はゲーム事業を展開するKLab<3656>です。巣ごもりゲーム関連が物色される中、同社は5月12日に決算を発表しました。タイトルの運営費用や減価償却費が増加し、経常利益が赤字着地となりましたが、今後もアニメ化などメディアミックスで、収益機会の創出に加え、グローバルに展開してファンを獲得していくとの方針です。サービス開始が遅延している新作ゲーム「テイルズ オブ クレストリア」にも期待が高いようで、チャート(日足)は決算後に下落しますが、すぐに反発し25日線上で下値を切り上げております。タイトルリリースに向けた株価の動きに注視したいもんですな。

3つ目の銘柄はPC周辺機器メーカー大手のエレコム<6750>です。 テレワークの導入が活発化した事で、オンライン会議などで使用する端末や周辺機器の需要が拡大し、同社にも思惑があるようです。5月12日に発表された決算では、売上高が1000億円を突破し、経常利益は7期連続で過去最高益を更新しました。チャート(日足)は今週も高値圏をひた走っています。アフターコロナの世界でも、テレワーク化や教育現場でのICT化推進の潮流は続くと思われ、さらにIoTソリューションやBtoB向けの市場の展開も、今後は同社に刺激になりそうですな。

4つ目の銘柄は コールセンター受託大手の、りらいあコミュニケーション<4708>です。主力のコンタクトセンター事業が大型スポット業務を受託した事に加え、バックオフィス事業も消費税増税に伴う受注が業績寄与し、5月13日の決算発表は増益で好感されました。自動化による業務効率化を実現できる「りらいあBPAシステム」の提供も開始しており、注目度は高いようです。チャート(日足)は、決算後に動意した後上値が重い展開になっておりますが、今後下値を切り上げていくかと監視中です。

最後の銘柄は有機合成薬品工業<4531>です。医薬品原薬の生産を手掛ける同社は、新型コロナウイルスの重症患者の治療に必須とされるせる製薬・製剤の原薬を製造している事が思惑となっております。4月24日には新型コロナ対応として増産体制を採ると発表すると、チャート(日足)は急騰しました。5月15日の決算発表では、経常利益が増益着地しており、その後は25日線をサポートに下値を切り上げております。同社の製品は、日本や欧米主要各国で唯一認可されている原薬の為、未だに感染が広がっている海外での需要が今後増える可能性を見ています。

と…ここでご紹介できるのはスペースの関係もあり、以上ではありますが…他にも「注目すべき」とする銘柄は沢山ございます。お時間がありましたらブログを検索して頂ければ幸甚です。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。

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執筆者名:有限亭玉介

ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず

《US》

提供:フィスコ

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