本日注目すべき【好決算】銘柄 gumi、アイル、エレコム (5日大引け後 発表分)
5日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
gumi <3903> ★前期経常を36%上方修正・3期ぶり最高益更新へ
◆20年4月期の連結経常利益を従来予想の15.6億円→21.2億円に35.5%上方修正し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。既存の主力タイトルの好調に加え、昨年11月に配信開始した「WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争」が大ヒットしたことが収益を押し上げた。費用対効果を重視したプロモーションの実施で広告宣伝費が減少したことなども利益上振れにつながった。
アイル <3854> ★8-4月期(3Q累計)経常は2.5倍増益・通期計画を超過
◆20年7月期第3四半期累計(19年8月-20年4月)の連結経常利益は前年同期比2.5倍の16.1億円に急拡大して着地。消費税増税に伴う軽減税率制度へのシステム改修対応や「Windows7」サポート終了に伴う入れ替え特需で、販売・在庫・生産管理システム「アラジンオフィス」の受注が大幅に増加したことが寄与。企業のデジタル化ニーズが増加したことも追い風になった。
通期計画の15.3億円をすでに5.4%上回っており、業績上振れが期待される。
エレコム <6750> ★非開示だった今期経常は4%増で8期連続最高益、5円増配へ
◆非開示だった21年3月期の連結経常利益は前期比4.4%増の142億円に伸び、8期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。新型コロナウイルス感染拡大によるテレワーク需要の増加が追い風になるほか、政府による1人1台端末の早期実現を目的とした「GIGAスクール構想」に絡む案件獲得などを見込む。
業績好調に伴い、未定としていた今期の年間配当は前期比5円増の66円実施する方針とした。
ケア21 <2373> [JQ] ★上期経常が68%増益で着地
◆20年10月期上期(19年11月-20年4月)の連結経常利益は前年同期比67.6%増の6億2500万円に拡大して着地。施設系介護事業の稼働率が高水準で推移したことに加え、在宅系介護事業も新規利用者の獲得が進み、10.8%の増収を達成したことが寄与。
通期計画の7億円に対する進捗率は89.3%に達しており、業績上振れが期待される。
株探ニュース