古河電池はS高、古河電と次世代型蓄電池を共同開発
古河電池<6937>がストップ高まで買われている。同社はきょう、古河電気工業<5801>と共同で長年実用化が困難とされていた次世代型蓄電池「バイポーラ型蓄電池」を共同開発したと発表しており、これが株価を刺激したようだ。
バイポーラ型蓄電池は、重量エネルギー密度が従来の鉛蓄電池の約2倍で、電極基板の積層化により設計自由度の高い電池構成が可能となることからコスト競争力改善も期待できる製品。電力貯蔵用リチウムイオン蓄電池と比べて消費電力量当たりの単価は50%以下になるという。両社は同製品の投入により、2030年には1兆5000億円規模に迫るとされる電力貯蔵用蓄電池市場(長周期用途は約半分程度と想定)をはじめ、これまでにないアプリケーションやシーンとの組み合わせによって新たな価値を提供するとしており、21年度中のサンプル出荷、22年度の製品出荷開始を予定している。