OTSがS高カイ気配、東大医科研発ベンチャーでバイオ人気に乗る
オンコセラピー・サイエンス<4564>が急動意、ストップ高カイ気配に張り付いている。ここバイオ関連株に人気化する銘柄が目立っているが、株価低位に位置する銘柄にマーケットの視線が向いている。創薬ベンチャーで樹状細胞ワクチン分野に独自技術を有するテラ<2191>は3月13日に92円の上場来安値をつけたが、その後は新型コロナウイルス感染症に対する治療法開発への期待で人気化し株価はきょうの高値までで23.6倍となった。OTSはがん治療ワクチンの創薬ベンチャーだが、テラと同じく東京大学医科学研究所を発祥としており、連想買いの対象となっている。外資経由の空売り残が積み上がっていたことも踏み上げ相場の思惑につながっている。なお、東京大学医科学研究所発のバイオベンチャーではこのほかメディネット<2370>があるが、同社株も5月下旬に急速人気化した経緯がある。