前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2020年6月10日 5時20分

■ストリーム <3071>  78円 (-12円、-13.3%)

ストリーム <3071> [東証2]が急反落。8日の取引終了後に発表した第1四半期(2-4月)連結決算が、売上高65億3200万円(前年同期比10.1%増)、営業利益500万円(同87.9%減)、最終利益2800万円(同4.3%増)となり、大幅営業減益となったことが嫌気された。 新型コロナウイルス感染症拡大の影響による巣ごもり需要の増加により、パソコンをはじめとしたIT商品や空気清浄機、掃除機、調理家電などの販売が好調に推移し売上高は伸長したものの、店舗販売が厳しい状況となったことで卸販売が減少し利益を減少させた。なお、21年1月期業績予想は、売上高244億3000万円(前期比4.4%増)、営業利益1億1600万円(同28.1%減)、最終利益2300万円(同66.9%減)の従来見通しを据え置いている。

■RVH <6786>  128円 (-13円、-9.2%)

RVH <6786> [東証2]が急反落。8日の取引終了後に発表した20年3月期連結決算が、売上高545億2300万円(前の期比7.2%減)、営業損益3億4100万円の赤字(前の期9億4200万円の赤字)、最終損益16億2500万円の赤字(同35億3900万円の赤字)となり、前の期に比べて赤字幅は縮小したものの、従来予想の営業損益2億5000万円の黒字予想から一転して赤字に転落したことが嫌気された。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、レディスサービス事業の美容脱毛部門・エステティック部門で一部店舗の営業時間短縮や休業、外出自粛に伴う一部地域の来店が減少したことが要因。また、アパレル部門でも一部店舗の営業時間短縮や休業に加えて卒業式・入学式などイベントの中止、家族葬の増加、一部取引先工場の稼働停止などが発生し、事業環境が急激に悪化したことも響いたとしている。なお、21年3月期通期業績予想は、新型コロナウイルス感染症の影響で現時点では合理的な算定が困難であるとして未定としている。

■シルバエッグ <3961>  1,796円 (-154円、-7.9%)

シルバーエッグ・テクノロジー <3961> [東証M]が続急落。8日取引終了後、東証と日証金が9日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表しており、信用規制による人気離散を警戒する売りが優勢となった。東証は委託保証金率を現行の30%以上から50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%から50%(うち現金を20%)とする。

■東京エレクトロン <8035>  23,535円 (-655円、-2.7%)

東京エレクトロン <8035> 、アドバンテスト <6857> など半導体製造装置関連が軟調な動きを強いられた。8日の米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合指数が史上最高値を更新したものの、インテルやアプライドマテリアルズ、マイクロンテクノロジーといった大手半導体関連が軟調で半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も5日ぶりに反落した。9日は外国為替市場で1ドル=108円台前半まで円高に振れたこともあり、半導体関連セクターは目先利益確定の動きも誘発しやすい状況にあった。

※9日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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