NY株式:NYダウ1861ドル安、景気回復の遅れやウイルス感染第2波を警戒

市況
2020年6月12日 7時00分

米国株式相場は大幅下落。ダウ平均は1861.82ドル安の25128.17ドル、ナスダックは527.62ポイント安の9492.73ポイントで取引を終了した。景気回復の遅れやウイルス感染第2波を警戒し売り先行で寄り付いた。テキサス州など比較的早期に経済活動を再開した地域でウイルス感染による入院患者数が増加傾向にあることが嫌気された。米連邦準備制度理事会(FRB)が景気に悲観的見通しを維持しており、V字型回復期待が大きく後退。企業収益改善にも懸念が広がり引けにかけて下落幅を一段と拡大する展開となった。セクター別では、銀行や自動車・自動車部品、エネルギーを中心に全面安となった。

オンライン小売のアマゾン(AMZN)はEUが同社を独禁法違反で正式提訴するとの報道が嫌気され下落。大手銀のバンク・オブ・アメリカ(BAC)やウェルズファーゴ(WFC)は低金利の長期化で金利収入が圧迫されるとの懸念で急落した。カジノ運営のウィンリゾーツ(WYNN)は営業を再開したもののマカオの売り上げ回復が弱いと指摘し急落。コーヒーチェーンのスターバックス(STBU)や食品会社のゼネラル・ミルズ(GIS)はアナリストによる投資判断引き下げが嫌気され下落した。航空大手ジェットブルー(JBLU)は格付け会社S&Pが同社の格付を引き下げ、見通しネガティブとし一段の引き下げを示唆したため急落した。

ムニューシン米財務長官は第2波が発生しても再び経済を封鎖することは不可能との考えを示した。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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