「5G」が3位にランク、総務省が基地局増の方針打ち出す<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「5G 」が3位となっている。
総務省は16日、第5世代移動通信システム(5G)などの携帯電話基地局や光ファイバーなどの整備の進捗状況及び今後の取り組みをまとめた「ICTインフラ地域展開マスタープラン プログレスレポート」を公表。このなかで、5Gの基地局を2023年度末までに従来計画の3倍超となる21万局以上に増やす方針であることを明らかにした。
同省は昨年6月に「条件不利地域のエリア整備(基地局整備)」「5Gなど高度化サービスの普及展開」「鉄道及び道路トンネルの電波遮へい対策」「光ファイバー整備」を一体的かつ効果的に実施するための「ICTインフラ地域展開マスタープラン」を策定。今回公表したレポートでは、新たに「5G基地局やローカル5Gの導入促進のための税制優遇措置を導入するとともに、周波数を拡充すること」と「20年度補正予算により、高度無線環境整備推進事業を大幅に拡充すること」を加え、5Gや光ファイバーの全国展開を大幅に前倒しすることが示された。
5G関連株としては、コムシスホールディングス<1721>や協和エクシオ<1951>といった電気通信工事大手のほか、通信基地局のシェアリングなどを手掛けるJTOWER<4485>、5G基地局向け計測器を提供するアンリツ<6754>、5G基地局向けテスト装置を扱うアルチザネットワークス<6778>、5G対応アナログ光伝送装置などを手掛ける多摩川ホールディングス<6838>などに注目したい。