東京株式(大引け)=123円高、手掛かり材料難も経済回復期待で反発

市況
2020年6月19日 15時54分

19日の東京株式市場は買い優勢となり、日経平均が3日ぶりに切り返す展開となった。上値は重かったものの経済回復への期待感が全体相場を支えた。

大引けの日経平均株価は前営業日比123円33銭高の2万2478円79銭と3日ぶり反発。東証1部の売買高概算は15億5593万株、売買代金概算は2兆8398億1000万円。値上がり銘柄数は1043、対して値下がり銘柄数は1033、変わらずは90銘柄だった。

前日の米国株市場ではNYダウやナスダック総合指数などの主要株指数が高安まちまちの動きだったほか、為替も1ドル=106円台後半のもみ合いで手掛かり材料に事欠いたが、きょうから国内での移動制限が全面解除となったことから経済再生への期待が株高を後押しした。前引け時点でTOPIXがマイナスだったことから、後場は日銀のETF買いの観測も出て強調展開となった。ただ、結局TOPIXは小幅下落で引けた。週末要因で買い手控えられ商いは低調。売買代金は前引け時点で1兆円を下回っており、後場膨らみ2兆8000億円台に達したものの、これは引け際リバランスの買いによるもので実質的には閑散商いだった。値上がり、値下がり銘柄数とも1000を超え、値上がりが若干上回ったとはいえ、その差はわずか10銘柄と拮抗した。

個別では、東京エレクトロン<8035>が大幅高、アドバンテスト<6857>も買われた。アンリツ<6754>も上昇した。ファーストリテイリング<9983>が高く、ソフトバンクグループ<9984>も堅調。塩野義製薬<4507>もしっかり。ペッパーフードサービス<3053>、CEホールディングス<4320>、西松屋チェーン<7545>、キャンディル<1446>はいずれもストップ高となり、ニイタカ<4465>、ウェーブロックホールディングス<7940>なども値を飛ばした。

半面、トヨタ自動車<7203>、ソニー<6758>が冴えず、レーザーテック<6920>も売りに押された。富士通<6702>、日立製作所<6501>、東京海上ホールディングス<8766>も軟調。古河電池<6937>が値を下げ、東海理化電機製作所<6995>、フタバ産業<7241>などは大幅安。武蔵精密工業<7220>、住友ゴム工業<5110>なども水準を切り下げた。

出所:MINKABU PRESS

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