10万円以下で買える、高ROE&低PER 16社【東証1部】編 <割安株特集>

特集
2020年6月19日 19時30分

少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入したり、買付や売却の時期を分散できるメリットがある。

東証1部上場企業では760社が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、投下した資本に対し企業がどれだけの利益を上げられるのかという観点から、ROE(自己資本利益率)が海外投資家の最低投資基準とされる8%を上回り、かつ予想PER(株価収益率)が10倍を下回る銘柄に注目してみた。

下表は東証1部上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)予想ROEが10%以上、(3)予想PERが10倍以下――を条件に投資妙味が高まる16社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、ROE、PERは19日現在)

なお、21日(日)16時00分に「10万円以下で買える、高ROE&低PER【2部・新興】編」を配信する予定です。ご期待下さい。

最低投資   予想  予想

コード 銘柄        金額   ROE   PER

<1821> 三井住友建設   47900  10.45   7.6

<3245> ディアライフ   49900  22.12   7.2

<1430> 1stコーポ   55400  16.24   8.2

<1893> 五洋建      58400  13.10   9.0

<9514> エフオン     59800  12.00   7.2

<4992> 北興化      62600  10.50   5.9

<3486> グロバルLM   68900  27.25   5.2

<3538> ウイルプラス   72800  14.59   7.9

<3454> Fブラザーズ   73100  15.88   4.1

<4248> 竹本容器     73900  12.04   8.4

<3452> ビーロット    73900  37.82   4.1

<8892> 日エスコン    82000  22.88   6.6

<3277> サンセイラン   88100  10.71   7.1

<3941> レンゴー     89300  10.06   7.9

<8795> T&D      98200  11.02   4.8

<9384> 内外トランス   98200  13.58   8.2

※単位は最低投資金額が円、ROEが%、PERが倍。

※対象条件について、今期の「最終利益が経常利益の80%以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。

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