日経平均は50円高でスタート、アドバンテスや東エレクが上昇/寄り付き概況

市況
2020年7月1日 10時04分

日経平均 : 22338.30 (+50.16)

TOPIX  : 1562.30 (+3.53)

[寄り付き概況]

1日の日経平均は50.16円高の22338.30円と続伸して取引を開始した。前日6月30日の米国株式相場は続伸。ダウ平均は217.08ドル高の25812.88ドル、ナスダックは184.61ポイント高の10058.77ポイントで取引を終了した。新型コロナ感染拡大への懸念や、6月シカゴ購買部協会景気指数が予想を下回ったことで下落して寄り付いた。しかし、6月消費者信頼感指数が予想以上の改善を示したことに加え、国立アレルギー・感染症研究のファウチ所長が議会証言で、ウイルスワクチンに関して楽観的な見解を示したことが好感された。またフロリダ州のウイルス感染者数の増加率が、先週の平均を下回ったため安心感も広がった。パウエルFRB議長とムニューシン財務長官の議会証言後、追加支援策への期待も高まり引けにかけても堅調推移となった。

米国株高を受け、東京株式市場は買いが先行した。寄り前に発表された日銀短観(6月調査)で、大企業製造業の業況判断DIがマイナス34と前回3月調査のマイナス8から悪化したが、9月までの先行きがマイナス27(今回差プラス7)と先行き回復を示しており、一定の買い安心感となったようだ。また、外為市場で1ドル=107円90銭台と、昨日の円の高値に比べ50銭近く円安・ドル高に振れてていることも、株価支援要因となったもようだ。ただ、昨日、日経平均が300円近く上昇した後ということもあり、寄り後、日経平均は上値が重い展開となっている。昨日の米国市場ではダウ平均が0.85%上昇に対し、ナスダックは1.87%高、フィラデルフィア半導体指数は2.70%の大幅上昇となっており、今日は半導体関連株や新興市場のIT関連株が注目されている。

セクター別では、証券商品先物、鉱業、電気・ガス業、電気機器、非鉄金属などが上昇率上位、不動産業、水産・農林業、食料品、鉄鋼、保険業などが下落率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、東エレク<8035>、日本郵政<6178>、ダイキン<6367>、ソニー<6758>、キーエンス<6861>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>などが上昇。他方、NTT<9432>、武田薬<4502>、JT<2914>、NTTドコモ<9437>などが下落している。

《US》

提供:フィスコ

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