米6月ISM製造業景況指数、予想外に50回復、活動拡大でリスクオン
米供給管理協会（ISM）が発表した6月ISM製造業景況指数は52.6と、予想外に50を回復4カ月ぶりの活動拡大に転じ2019年4月以降ほぼ1年ぶり高水準となった。
同時刻に商務省が発表した5月建設支出は前月比‐2.1％と、プラス改善予想に反して4月－3.5％に続き3カ月連続のマイナスとなった。
事前に民間マークイットが発表した6月製造業PMI改定値は49.8と、予想外に速報値49.6から上方修正された。
製造業の改善で景気に楽観的見方が広がりリスク選好の動きが目立つ。米国債は下落。米10年債利回りは0.67％から0.70％まで上昇した。ドル・円は107円36銭から107円60銭まで上昇した。ユーロ・ドルは1.1200ドルから1.1258ドルまで上昇。ユーロ・円は120円26銭から120円99銭まで上昇した。
【経済指標】
・米・6月ISM製造業景況指数：52.6（予想：49.8、5月：43.1）
・米・6月製造業PMI改定値：49.8（予想：49.6、速報値：49.6）
・米・5月建設支出：前月比‐2.1％（予想：+1.0％、4月：－3.5％←-2.9％）
《KY》