株価指数先物【昼のコメント】薄商いのなか想定外の強い展開、25日線を突破

市況
2020年7月6日 12時18分

日経225先物は11時30分時点、前日比300円高の2万2580円(+1.34%)前後で推移している。米国市場が3連休だった影響や週末の欧州市場の弱い流れを受けて、こう着感の強い相場展開が意識されていたが、想定外の強い展開となった。日経225先物の寄り付きは2万2260円とシカゴ先物清算値(2万2190円)、日経225先物ナイトセッションの終値(2万2180円)を上回って始まった。

さらに開始直後に付けた2万2240円を安値に強い上昇となり、寄り付き後早い段階で25日移動平均線を捉えている。25日線レベルでいったんは強弱感が対立する場面がみられたが、同線を突破するとショートカバーが強まっている。また、上海指数やハンセン指数が大きく上昇しているほか、グローベックスのNYダウ先物が200ドルを超える上昇で推移していることが支援材料となり、前引けにかけて2万2630円まで上げ幅を広げている。

ファーストリテイリング <9983> 、東京エレクトロン <8035> 、ソフトバンクグループ <9984> といった指数寄与度の大きい銘柄の上昇が日経平均を押し上げており、ファナック <6954> 、アドバンテスト <6857> を含めた上位5社で日経平均を100円超押し上げている状況だ。東証1部の売買高は5億株を下回る薄商いの中で、日経225型のバスケット買いが断続的に入っているようである。

25日線を突破してきたことにより、ショートカバーが強まったが、前場の段階で短期筋のカバーは、ほぼ一巡したと考えられる。足元の保ち合いレンジの上限レベルである2万2700円に接近してきており、改めて強弱感が対立しやすいが、ショートは入りづらくなったであろう。まずは、25日線を支持線に変えてくることができるかを試す展開が意識されてくるため、25日線レベルでの押し目狙いのスタンス。とはいえ、週半ばにはETFに関連する需給イベントがあるため、短期トレードが中心になりそうだ。

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