株価指数先物【昼のコメント】明日のETF分配金支払いのための売り需要を次第に意識

市況
2020年7月7日 12時13分

日経225先物は11時30分時点、前日比140円安の2万2510円(-0.61%)前後で推移している。週明けの米国市場は続伸となったが、織り込み済みとの見方により、日経225先物の寄り付きは2万2650円とシカゴ先物清算値(2万2640円)水準から始まった。現物の寄り付き直後にはソフトバンクグループ <9984> 、東京エレクトロン <8035> など指数寄与度の大きい銘柄が買い先行で始まったことを受けて、一時2万2710円まで上げ幅を広げている。その後は寄り付きの2万2630円を挟んでのもみ合いが続く中、中国市場の開始後は利益確定の流れが強まっている。

前日に5%を超える上昇をみせた上海指数は1%程度の上昇、ハンセン指数は前日終値を挟んでの推移で、日経225先物は前日の大幅な上昇に対する利益確定の流れとなっている。また、グローベックスのNYダウ先物は100ドル程度の下落で推移していることも手掛けづらくさせているようである。もっとも、これまでの保ち合いレンジ上限レベルであり、強弱感が対立しやすい水準であることから、一服は想定内だろう。

なお、前引けのTOPIXは0.48%の下落だった。日銀のETF買い入れは期待しづらいが、ランチタイムの日経225先物は前引け直後に2万2470円まで下げた後は、2万2500円辺りで下げ渋りをみせている。ランチタイムの流れからはETF買い入れへの思惑が高まる可能性がある。また、25日移動平均線が位置する2万2400円レベルを上回っているため、2万2500円近辺での底堅さが意識されてくるようだと、引けにかけてはショートカバーの流れも意識しておきたいところであろう。

なお、明日はETF分配金支払いのための売り需要が見込まれるため、戻りの場面においては先回り的なショートが意識される。そのため、大きな切り返しは期待しづらいだろう。

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