<動意株・7日>(大引け)=テクマト、巴川紙、アドバネクスなど

材料
2020年7月7日 15時06分

テクマトリックス<3762>=大幅反発。6日の取引終了後、子会社NOBORIが、救急外来診療に特化したデータ管理システム「NEXT Stage ER2.0」を展開するTXP Medical(東京都中央区)と業務提携したと発表しており、これが好材料視されている。今回の提携により、NOBORIの外部画像参照システム「TSUNAGU」と、TXP Medicalの「NEXT Stage ER2.0」を統合した総合業務支援ツール「NEXT Stage ER+」を救急指定病院向けに提供を開始するとしている。

巴川製紙所<3878>=一時ストップ高、もみ合い上放れる。この日、ポリプロピレン(PP)樹脂に天然素材であるセルロース繊維を配合した「グリーンチップCMF」をエフピー化成工業(静岡県富士市)と共同開発したと発表しており、物色の矛先が向かった。同製品は、特殊混練製法によりセルロース繊維の分散性、成形時の樹脂流動性を向上させた成形性の良い製品で、セルロース繊維を高配合できるため石油由来樹脂の使用量を低減できCO2削減にも貢献するほか、PP樹脂と比較して強度、耐熱性を向上できるため、成形品の厚みを薄くし軽量化を可能とするのが特徴。同社ではサンプル販売を開始し、自動車や輸送分野、食品分野、日用雑貨分野などへの展開を進めるとしている。

アドバネクス<5998>=急反発。6日の取引終了後に発表した20年3月期連結決算が、売上高212億8000万円(前の期比1.5%増)、営業利益3億400万円(同4.6倍)となり、営業利益が計画の2億4000万円を上振れて着地したことが好感されている。海外拠点の本業における収益改善が想定以上に進んだことが営業利益の改善につながった。ただ最終損益は、新型コロナウイルスの影響で資源国や新興国の現地通貨の為替評価損による特別損失などを計上し5億9300万円の赤字(前の期は1億700万円の赤字)に膨らんだ。なお、21年3月期の業績予想は、新型コロナウイルスの影響により算出困難であるとして未定としている。

スターティアホールディングス<3393>=一時ストップ高。 6日の取引終了後、傘下のスターティアが100%子会社C-design(シーデザイン)を設立したと発表。スタートアップ企業や個人事業主に対する業務支援を開始したことが好材料視されている。新会社は、スターティアのワークスタイルソリューション部が独立して創業したもので、シェアオフィスの利用者に多い「スタートアップ企業と個人事業主」からの、事業成長支援に対する高いニーズを受けて設立した。通信システム機器の販売・設計・施工・保守メンテナンスやシェアオフィス関連事業のアウトソーシングサービス、業務支援プラットフォームサービス「cocrea」の運営などを行うとしている。

キャリアリンク<6070>=ストップ高。6日の取引終了後に発表した21年2月期第1四半期(3~5月)の連結経常利益が前年同期比3倍の5億2500万円に急拡大しており、これを好感する買いが入っている。主力の事務系人材サービス事業のうち、BPO関連事業部門で既存顧客から新規スポット案件を獲得したことが収益を大きく押し上げた。また、業務処理効率化の推進や新規受注案件にかかる就業スタッフの効率的募集、販管費の削減に取り組んだことなども寄与した。好調な業績を踏まえ、上期の同利益予想を従来の3億6400万円(前年同期比5.2%増)から5億6500万円(同63.3%増)に大幅上方修正し、4期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。

Sansan<4443>=底値離脱鮮明。6日の取引終了後、集計中の20年5月期連結業績について、売上高が132億2100万円から133億6200万円(前の期比30.9%増)へ、営業利益が5億9100万円から7億5700万円(前の期8億4900万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。Sansan事業、Eight事業ともに順調に推移したことが要因という。また、これまで未開示としていた最終利益は3億3900万円(同9億4500万円の赤字)となったようだ。

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出所:MINKABU PRESS

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