アース製薬が大幅反落、第三者割当による新株予約権発行で希薄化などを警戒
アース製薬<4985>が大幅反落している。7日の取引終了後、野村証券を割当先とする第三者割当により、行使価額修正条項付第2回新株予約権を発行すると発表しており、一株利益の希薄化などを警戒した売りが出ているようだ。
今回発表の新株予約権は7月28日を割当日としており、発行新株予約権数は1万8000個(潜在株式数180万株)で、潜在的な希薄化は8.89%となる。調達資金約145億8200万円は、アジア収益基盤拡大に向けた商品開発・マーケティング投資や感染症対策をはじめとした事業領域拡大のためのESG・イノベーション投資、ICTインフラ投資・DX推進及び借入金の返済などに充てる方針という。