概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は値下がり、米中関係の緊張を警戒
ブラジル】ボベスパ指数 102381.60 +0.09%
24日のブラジル株式市場は下げ渋り。主要株価指数のボベスパ指数は、前日比88.30ポイント高(+0.09%)の102381.60で引けた。
ボべスパ指数の構成銘柄では34が上昇、39が下落、変わらずは2。株価指数は小幅高となったが、下げた銘柄がやや多かった。ブラジル再保険公社(IRBR3)などがしっかりとなった。
【ロシア】MICEX指数 2863.12 +0.40%
24日のロシア株式市場はやや強含み。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比11.33ポイント高(+0.40%)の2863.12で引けた。
米中対立の継続が警戒されたが、ロシア経済にただちに悪影響を及ぼす可能性は低いとの見方が多く、株価指数は底堅い動きを見せた。
【インド】SENSEX指数 38128.90 -0.03%
24日のインドSENSEX指数はやや弱含み。前日比11.57ポイント安(-0.03%)の38128.90、ナショナル証券取引所のニフティは、前日比21.30ポイント安(-0.19%)の11194.15で取引終了。
23日の米国株安やこの日のアジア株安で、インド市場は売り先行。米アマゾンとの関係強化への思惑から、リライアンス・インダストリーズなどが買われた。ただ、引き続き国内での新型コロナウイルスの感染再拡大が警戒され、銀行株への売りが目立つ。
【中国本土】上海指数総合 3196.77 -3.86%
24日の上海指数総合は値下がり。前日比128.34ポイント安(-3.86%)の3196.77ポイントと大幅に続落している。
米中関係の緊張を警戒。中国外交部は24日、米政府がテキサス州ヒューストンにある中国総領事館の閉鎖を要求したことに対する対抗措置として、四川省成都市の米国総領事館に対し閉鎖を命じたことを明らかにした。ヒューストンの領事館閉鎖に関して米国務省の報道官は22日、「米国の知的財産権や米国民の個人情報を保護するため」と説明している。一方、中国外交部は「あり得ない措置」と猛抗議し、対抗措置を打ち出す用意があると明言していた。
《NH》