株価指数先物【寄り前コメント】東京エレクの戻りが鈍ければNTショートも

市況
2020年7月29日 8時18分

大阪9月限ナイトセッション

日経225先物 22500 -110 (-0.48%)

TOPIX先物 1559.5 -6.5 (-0.41%)

CME先物 22515 -95

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

28日の米国市場は、NYダウ、S&P500、ナスダックが下落。上院共和党は1兆ドル(約105兆円)規模の包括的経済対策案を公表したが、民主党案とかけ離れており交渉が長引くとの懸念が強まった。また、7月の消費者信頼感指数が予想以上に低下したことを受けて、米経済への見通しが悪化した。米連邦準備理事会(FRB)は、9月末ごろを期限とする一部の流動性供給措置を年末まで延長すると伝わったが反応は限られていた。

シカゴ先物清算値は大阪比95円安の2万2515円だった。日経225先物ナイトセッションは日中比10円高の2万2620円で始まり、開始直後に2万2640円を付けた。米国市場開始前に2万2480円まで下げる場面もみられたが、米国の取引時間中は概ね2万2500~2万2550円辺りでの狭いレンジ取引が継続。米国市場が引けにかけて弱含む展開となり、レンジ下限である2万2500円で終えている。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好で利食い先行の展開になりそうだ。ただし、引き続き下値を売り込みづらい需給状況は変わらず、売り一巡後は日銀のETF買い入れを意識した底堅さがみられよう。昨日のTOPIXは0.48%の下落だったこともあり、本日は前場のTOPIXの下落率が0.5%より小さくてもETF買い入れが行われる可能性がある。

とはいえ、ナスダックが下落したほか、ハイテク株は軒並み弱含みの展開だったこともあり、戻りの鈍さが重荷になりそうだ。東京エレクトロン <8035> が引け後に発表した第1四半期決算は、コンセンサスを上回っている。朝方は買いが先行し日経平均を下支える形になりそうだ。そのため、日経225先物は押し目狙いに。ただし、東京エレクトロンの戻りが鈍いようであればNTショートを意識しておきたい。

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