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株価指数先物【昼のコメント】日銀ETF期待も戻りの鈍さが嫌気される可能性、短期ショート戦略に

市況
2020年7月29日 12時14分

日経225先物は11時30分時点、前日比160円安の2万2450円(-0.70%)前後で推移している。米国市場が下落した影響や、為替相場の円高が重荷となるなか、寄り付きは2万2530円とシカゴ先物清算値(2万2515円)にサヤ寄せして始まった。現物の寄り付き直後に2万2550円をつけた後は弱含みの展開となり、前場半ばには2万2430円まで下げ幅を広げる場面がみられている。

注目された東京エレクトロン <8035>は、決算評価から3万円に迫る場面もみられたが、その後は上げ幅を縮めると、前場半ばには下げに転じている。同様に決算を発表したファナック <6954>、信越化 <4063>、キヤノン <7751>が揃って弱い値動きとなり、日経平均を下押す形となった。こうした流れの中、日経225先物は支持線として意識されている25日移動平均線を挟んでこう着が続いている。

外部要因では、米民主党下院議長のペロシ氏が共和党の経済対策法案は上院を通過しない見通しを示したと伝わったこと、さらに格付け会社フィッチが日本の格付け見通しを安定的から弱含みに変更したことも不安材料となったようだ。

前引けのTOPIXは0.86%の下落となり、後場は日銀のETF買い入れが入るだろう。ただし、25日移動平均線が2万2500円近辺に位置しており、これをクリアできないようだと、戻りの鈍さが嫌気される可能性がある。上海指数やハンセン指数が堅調に推移していることもあり、売り込みづらくさせそうだが、25日移動平均線が上値抵抗として意識される場面においては、短期的なショート戦略になりそうだ。

株探ニュース

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