DLEが一時12%超の急騰、動画投稿アプリに追い風思惑で買い直し
ディー・エル・イー<3686>の上値指向鮮明、一時12.7%高の498円まで買われる場面があった。前々日の28日にストップ高に買われる人気となったが、前日は地合い悪のなか目先筋の売りで急反落を余儀なくされていた。しかし、短期資金の回転売買が中心で上値にしこりはなく、きょうは改めて買い直される展開となっている。中国企業が提供する人気アプリ「TikTok(ティックトック)」について個人情報漏洩へのリスクが取り沙汰され、今週に入り自民党の議員連盟が利用制限を求める提言を出すと伝わったことが、今回の物色人気化の背景にある。短編動画投稿プラットフォームアプリを運営するTriller(トリラー)への投資を行っているDLEにとってティックトックは競合するアプリであり、今回の制限要請が追い風材料となるとの思惑が継続的な買いを誘導している。