シマノが連日の大幅高で最高値街道、コロナ回避目的で自転車通勤の動きが追い風に
シマノ<7309>が大幅続伸、前日に700円超の上昇で上場来高値を更新したが、きょうは一時1000円を上回る上昇で未踏の2万3000円台に乗せてきた。20年12月期は減収予想ながら最終利益段階では前期比13%増の583億円と2ケタ伸長を見込んでおり、好業績見通しを評価した機関投資家とみられる資金の流入が観測されている。新型コロナウイルスの感染拡大が警戒されるなか、通勤にバスや電車を使わずに自転車を利用する動きが強まっており、自転車部品大手の同社には社会構造の変化に伴う中期的な追い風が吹くとの見方が株高を後押ししているもよう。また、台湾でも大手自転車メーカーの株価が同様の背景で上場来高値をつけるなど、日本だけではなく海外市場でも似たようなテーマ物色の流れが確認されている。