セプテニHDが一時20%高、広告需要底打ちで20年9月期業績予想を上方修正
セプテーニ・ホールディングス<4293>が急騰し一時、前日比39円(20.4%)高の230円に買われている。30日の取引終了後、20年9月期の連結業績予想について、売上高を170億円から175億円(前期比4.2%増)へ、最終利益を7億2000万円から11億円(前期5億4700万円の赤字)へ上方修正したことが好感されている。
緊急事態宣言の解除に伴い、3月後半から減少を続けていた広告需要が5月には底打ちし、6月以降には回復の傾向が徐々に強くなっていることが要因。これに加えて、緊急事態宣言解除後も従業員に対する在宅勤務推奨を継続していることに伴い、営業活動関連費用を中心にコスト管理が進んでいることも寄与する。
なお、同時に発表した第3四半期累計(19年10月~20年6月)決算は、売上高129億2800万円(前年同期比2.2%増)、最終利益7億8300万円(前年同期10億1400万円の赤字)だった。