注目銘柄ダイジェスト(前場):ソウルドアウト、セプテーニHD、SREHDなど

市況
2020年7月31日 12時05分

TDK<6762>:11810円(+1000円)

急伸。前日に第1四半期決算を発表している。営業利益は184億円で前年同期比26.2%減益となった。市場予想は60億円程度とみられ、大幅な上振れ着地になっている。通期計画700億円、前期比28.5%減は据え置きだが、上振れ期待は大きく高まる状況のようだ。コロナ禍におけるデジタル化の進展で、PC、タブレット向けのバッテリー需要が大幅に増加したことが好決算の背景とみられる。

アンリツ<6754>:2515円(+120円)

急反発。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は51.2億円で前年同期比90.0%の大幅増益、市場予想を20億円近く上回っている。通期計画175億円に対する進捗率は29%、例年の第1四半期と比較すると非常に高い水準になっている。また、注目度の高い計測事業の受注高は同11.6%増と好調、コロナの影響を吸収して想定以上に伸長している。5G開発用のほか、データセンター向け需要も拡大しているようだ。

SREHD<2980>:2765円(+258円)

大幅に反発。21年3月期の営業利益を従来予想の6.80億円から8.31億円(前期実績7.46億円)に上方修正している。想定より売上高が堅調だったことに加え、コストコントロールで販管費が減少する見通し。第1四半期(20年4-6月)の営業利益はAIクラウド&コンサルティング事業が牽引し、1.23億円で着地した。前年同期比は非開示。6月29日に記録した上場来高値(2890円)が視野に入ってきたことも買いを後押ししているようだ。

ソウルドアウト<6553>:1721円(-500円)

ストップ安。前日に上半期の決算を発表、営業利益は3.3億円で前年同期比47.2%増の大幅増益となったが、第1四半期が3.1億円で同2.9倍となっていたことで、4-6月期収益水準の鈍化が意識される形に。また、通期予想は従来の8億円から4-5億円のレンジに下方修正、減益に転じる見通しとしている。新型コロナの影響による取引額の減少が響いているもよう。想定外の収益急減速にネガティブサプライズが優勢となる。

ZOZO<3092>:2860円( - )

ストップ高買い気配。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は104億円で前年同期比33.9%増益となり、市場予想を15億円程度上振れている。ZOZOTOWN事業、BtoB事業などが想定以上、営業利益率も期待値以上に高まっているようだ。公表した通期予想では、営業利益は前期比41.6%増益の395億円、市場予想は330億円程度であった。収益率が高まる状況のため楽観的との印象もなく、ポジティブインパクトが先行する形に。

セプテーニHD<4293>:234円(+43円)

大幅に3日ぶり反発。20年9月期のNon-GAAP営業利益を従来予想の12.50億円から20.00億円(前期実績20.65億円)に上方修正している。緊急事態宣言の解除を受けて広告需要の回復傾向が強まっているため。また、在宅勤務推奨で営業活動関連費用を中心にコスト管理が進んでいることも利益を押し上げる見通し。第3四半期累計(19年10月-20年6月)は前年同期比12.1%減の14.28億円で着地した。

Aiming<3911>:928円(+9円)

大幅に3日続伸。20年12月期第3四半期累計(20年1-9月)の営業損益予想を10.01億円の黒字(前年同期実績6.66億円の赤字)に転換すると発表している。第2四半期累計(20年1-6月)の実績は1.81億円の赤字(同3.75億円の赤字)だった。オンラインゲーム事業が好調に推移したことに加え、受託案件に伴う開発費用を仕掛品へ計上したことから売上原価が縮小し、会社予想(3.65億円の赤字)から上振れた。

《ST》

提供:フィスコ

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