話題株ピックアップ【夕刊】(3):ヤマハ、ブラザー、SUBARU

注目
2020年8月5日 15時23分

■ヤマハ <7951>  4,875円  -395 円 (-7.5%)  本日終値  東証1部 下落率4位

4日に決算を発表。「非開示だった今期税引き前は50%減益、未定だった配当は66円実施」が嫌気された。

ヤマハ <7951> が8月4日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前損益は17.3億円の赤字(前年同期は110億円の黒字)に転落した。同時に、従来未定としていた今期の上期配当を33円(前年同期は33円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も33円実施する方針とした。年間配当は66円となる。

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■オイレス工業 <6282>  1,315円  -106 円 (-7.5%)  本日終値  東証1部 下落率5位

4日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は赤字転落で着地」が嫌気された。

オイレス工業 <6282> が8月4日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は0.1億円の赤字(前年同期は13.4億円の黒字)に転落した。

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■ブラザー工業 <6448>  1,659円  -98 円 (-5.6%)  本日終値

4日に決算を発表。「非開示だった今期税引き前は54%減益、未定だった配当は26円減配」が嫌気された。

ブラザー工業 <6448> が8月4日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比47.5%減の94.6億円に落ち込んだ。業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を17円(前年同期は30円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も17円実施する方針とした。年間配当は前期比26円減の34円に減配となる。

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■グンゼ <3002>  3,750円  -210 円 (-5.3%)  本日終値

4日に決算を発表。「非開示だった今期経常は34%減益、未定だった配当は115円実施」が嫌気された。

グンゼ <3002> が8月4日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比67.6%減の5.6億円に大きく落ち込んだ。同時に、従来未定としていた期末一括配当は115円(前期は115円)実施する方針とした。

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■SUBARU <7270>  2,053.5円  -66.5 円 (-3.1%)  本日終値

SUBARU<7270>は3日ぶりに反落。この日は全体相場が下落したほか、為替が円高基調となったことから売りが先行。同社は4日取引時間中に決算発表を行ったが、アナリストからはその内容を「ややポジティブ」と前向きに評価する見方も出ている。第1四半期(4~6月)の連結営業損益は156億7100万円の赤字だったが、400億円前後の赤字を見込んでいた市場予想は上回った。20年12月期の同損益は前期比62%減の800億円の黒字の予想とし、利益は確保される見込み。さらに、年間配当は56円(前期比44円減)を計画しており、今年度の有配予想を打ち出したことも評価された。

■エービーシー・マート <2670>  5,490円  -130 円 (-2.3%)  本日終値

エービーシー・マート<2670>が反落。4日の取引終了後に発表した7月度概況で、既存店売上高が前年同月比9.1%減と6カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。前年に比べ祝日が1日多い曜日並びだったものの、新型コロナウイルスの感染が再び拡大してきたことや、商業施設のサマーセールが相次いで中止となった影響で、客数が同8.2%減となったことが響いた。また商品面では、梅雨が長引き、気温が低めであったことから、サンダルを中心とした夏物の需要が低下した。

■アダストリア <2685>  1,471円  -29 円 (-1.9%)  本日終値

アダストリア<2685>が続落。4日の取引終了後に発表した7月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比19.9%減と10カ月連続で前年実績を下回り、6月の同0.1%減から減収率が拡大したことが嫌気された。梅雨明けの遅れや豪雨などの全国各地における天候不順に加えて、新型コロナウイルス感染者数の増加に伴う外出自粛などで、客数が同23.0%減となったことが響いた。なお、全店売上高は同19.9%減だった。

■ダイキン工業 <6367>  18,750円  -130 円 (-0.7%)  本日終値

ダイキン工業<6367>が底堅い動きとなった。4日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を2兆3300億円から2兆3500億円(前期比7.9%減)へ、営業利益を1500億円から1700億円(同36.0%減)へ、純利益を1000億円から1140億円(同33.2%減)へ上方修正したことが下支えしたようだ。第1四半期に、経済活動再開の動きが早まったことや、リモートワークによる住宅用空調需要の押し上げ効果があったことが要因としている。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高5816億8200万円(前年同期比14.6%減)、営業利益545億600万円(同39.2%減)、純利益331億500万円(同47.5%減)だった。

■ファーストリテイリング <9983>  58,660円  -300 円 (-0.5%)  本日終値

ファーストリテイリング<9983>は冴えない。4日の取引終了後に発表した7月度の国内ユニクロ売上速報で、既存店及びEコマース売上高は前年同月比4.4%増と2カ月連続で前年実績を上回ったが、織り込み済みとの見方が強く市場の反応は限定的だ。長雨や気温が低かった影響があったものの、在宅需要にマッチした商品などの販売が好調だったことなどが寄与した。ただ、6月に大規模なキャンペーンを実施した反動で、6月の同26.2%増からは落ち着いた売り上げとなった。

■イメージ ワン <2667>  488円  +80 円 (+19.6%) ストップ高   本日終値

イメージ ワン<2667>がストップ高。4日の取引終了後、東京都から医薬品卸売販売業の許可を取得したと発表。近日中にPCR検査試薬と抗体検査キットの取り扱いを予定しており、これが好感された。なお、同件による20年9月期業績への影響は現在精査中としている。

■ヤマックス <5285>  511円  +80 円 (+18.6%) ストップ高   本日終値

ヤマックス<5285>がストップ高の511円に買われた。10時30分ごろ、21年3月期連結業績予想について、売上高を170億円から175億6000万円(前期比7.9%増)へ、営業利益を4億3000万円から5億8000万円(同40.6%増)へ、純利益を2億7000万円から3億7000万円(同63.0%増)へ上方修正したことが好感された。主力の土木用セメント製品が、九州地区及び東北地区の復旧・復興工事向けに需要が継続していることなどを受けて、第1四半期(4~6月)決算が、売上高41億800万円(前年同期比19.0%増)、営業利益1億4500万円(同4.4倍)、純利益1億100万円(同5.4倍)と想定を上回るペースで堅調だったことが要因としている。

●ストップ高銘柄

大日光 <6635>  616円  +100 円 (+19.4%) ストップ高   本日終値

ブランジスタ <6176>  628円  +100 円 (+18.9%) ストップ高   本日終値

太洋工業 <6663>  512円  +80 円 (+18.5%) ストップ高   本日終値

キャンバス <4575>  742円  +100 円 (+15.6%) ストップ高   本日終値

など、8銘柄

●ストップ安銘柄

WT天然ガス <1689>  1円  -1 円 (-50.0%) ストップ安   本日終値

アクモス <6888>  571円  -100 円 (-14.9%) ストップ安   本日終値

など、2銘柄

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