株価指数先物【寄り前コメント】米株上昇を材料視も相対的にTOPIX優位の展開

市況
2020年8月7日 7時57分

大阪9月限ナイトセッション

日経225先物 22410 +20 (+0.08%)

TOPIX先物 1549.5 -1.0 (-0.06%)

CME先物 22410 +20

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

6日の米国市場は、NYダウ、S&P500、ナスダックが上昇。ナスダックは連日で最高値を更新し、終値で1万1000ポイントを超えている。追加経済対策の合意に関する楽観的な見方のほか、米政府が全世界を対象に渡航中止としていた米国民への渡航勧告を撤回したことが材料視されている。また、先週の米新規失業保険申請件数が予想以上に減少したことも安心感につながっている。

シカゴ先物清算値は大阪比20円高の2万2410円だった。日経225先物ナイトセッションは日中比40円高の2万2430円で始まり、米国市場開始前には一時2万2250円まで下げ幅を広げる場面もみられた。しかし、米国市場の上昇の流れを受けて買い戻されており、2万2410円で終えている。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好で、引き続きこう着感の強い展開となりそうである。切り返しをみせたものの、日経225先物は2万2250円まで下げたことにより、日中においても同水準を試してくる可能性がある。また、決算発表が本日だけで600社を超すため、機関投資家はまず動かないだろう。3連休を控えていることも模様眺めムードに向かわせそうである。そのため、短期筋の売買が中心となる可能性が高く、薄商いの中を仕掛け的な売買に振らされやすい。

NT倍率は先物中心限月でこれまで支持線として機能している25日移動平均線まで調整している。いったんはリバウンドが意識されやすいところだろう。しかし、米半導体株の上値の重さが意識されるほか、本日は任天堂 <7974> が決算評価から動意をみせてくる可能性があり、相対的にTOPIX優位の展開になりやすい。米株高を受けたリバウンド場面においては、日経225先物への戻り売りを意識し、TOPIX先物に比重を置いたポジション取りを引き続き意識しておきたい。

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